「森林が少ない都道府県」(割合)ランキング! 1位は「大阪府」【2025年最新データ】

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 日本の国土の約7割は緑に覆われているといわれますが、その分布は地域によって大きく異なります。都市化が進む大都市圏や平地の多い地域では、森林が占める割合が全国平均を大きく下回る例も。

 そこで今回は、国土に対する森林の割合が少ない都道府県をランキング形式で紹介します。なぜその地域に森林が少ないのか、その背景には産業構造や地形、都市開発の歴史が深く関係しているかもしれません。

(出典:統計でみる都道府県のすがた2025

画像はイメージです(画像:PIXTA
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「森林が少ない都道府県」(割合)ランキング! 1位は「大阪府」

 全国で最も森林率が低い大阪府(29.9%)は、面積自体が全国で2番目に小さい上、平地が多く都市開発が集中している地域です。特に大阪市や堺市などの市街地を中心に住宅地や商業施設が密集しており、自然林の残るエリアは北部の箕面市周辺や南部の金剛山系などごく一部に限られています。都市機能が極度に集約されたエリアゆえに、森林の存在は貴重な憩いの場ともなっています。

 2位となったのは「千葉県」(30.1%)。千葉県も首都圏の一角を担う県として都市化が進んでおり、特に東京湾岸沿いでは工業地帯や住宅地が広がっています。一方で房総半島の内陸部や南部には山林も点在していますが、県全体の面積に対する森林の割合は比較的低め。成田空港や京葉工業地帯の存在も、森林面積の減少に拍車をかけている要因のひとつと考えられます。

 都市化やインフラ整備が進むなかで、森林の割合が減少するのは避けられない側面もありますが、森林は単に緑の空間というだけでなく、水源の涵養、生態系の維持、温暖化対策といった多くの役割を担っています。限られた緑をどう守り、活用していくかが今後の重要な課題となるでしょう。

 「森林が少ない都道府県」(割合)ランキングの全順位は、以下からご覧ください。

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