『スカーレット(朝ドラ)』第10週、「抱き寄せてもいいですか?」ピュアな二人の恋のはじまり
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滋賀・信楽で育った少女が、やがて男性ばかりの陶芸家の世界に飛び込み、自分だけの陶芸を目指していく物語『スカーレット』。今週も視聴者の評価と感想をお届けします。
「スカーレット」第10週(12/2~7放送)のあらすじ
一人前の火鉢の絵付け師となった喜美子(戸田恵梨香)は、陶芸に取り組む八郎(松下洸平)の姿を目にし、心をひかれる。川原家では東京の直子(桜庭ななみ)からの「モウアカン」という電報に大騒ぎ。喜美子が助けを求めた草間(佐藤隆太)が、直子を連れ帰ってくる。直子はかなわぬ恋に疲れていたのだ。
喜美子は、男女が毎日一緒にいることにためらう八郎を押し切り、陶芸を教えてもらうことに。二人の距離は徐々に縮まっていく。そんなある日、喜美子の信楽焼のカケラを見に八郎が家までやってきた。
カケラの話で盛り上がった2人だったが、八郎は信作(林遣都)が企画したお見合い大作戦に参加するため、早々に帰ってしまう。喜美子はたまらずあとを追いかけ「好きや!」と告白。八郎に抱きしめられる喜美子。しかしその目線の先には、常治(北村一輝)と信作と百合子(福田麻由子)が…。 (『スカーレット』公式サイトより)
「スカーレット」第10週のネット上での評価
ネット上での『スカーレット』第10週の評価は、「ポジティブ」が 82.5%となりました。
第10週最大の盛り上がりポイントは12月7日回
スカーレット第10週、もっとも盛り上がったシーンは、7日回。視聴者の中で、登場した直後から喜美子の恋人役だろうと予測されていた八郎に対し、喜美子が自分の想いをぶつけたシーン。八郎の「抱き寄せてもいいですか?」というセリフにネット上は大盛り上がり。涙を流す人も続出しました。
「付きおうたらええやん」
八郎に陶芸を習おうと決意した喜美子。さっそく、お願いに出向きますが、拒否される流れに……。その後、下の名前で呼んでほしい喜美子と、付き合っていない女の人を下の名前で呼べない八郎。二人のやりとりに様々な声が。「好意を持ったから、距離を詰めたい喜美子。好意を持ったからこそ、線を引きたい八郎」や「八郎の返事もほぼ告白」、「優しい空気感が素敵な回」、「とんでもないニヤニヤ回」など、視聴者みんなで、ピュアな二人の姿を楽しんでいました。
なお、喜美子が下の名前で呼んでほしい理由は、信作と八郎が互いを下の名前で呼び合っている所にあります。そんな喜美子のちょっとした嫉妬心に 、「プンプンなきみちゃんかわいい」や「八郎、信作の仲良さにジェラシーな喜美子」、「恋のはじまりに立ち会う気分」など、多くの人が複雑な喜美子の心境を楽しんでいました。一方、喜美子と八郎が付き合ってしまったら、信作はどうなるんだろうと心配する声も。
ホットワード入り『痴情のもつれ』
3通の電報で、東京にいることの苦悩を伝えた直子。話をこじらせないように、 喜美子は東京に住む草間さんを頼り、直子の様子を伺ってもらうことに。その後、直子は草間さんに付き添われ信楽に戻ります。帰ってきた直子に、喜美子が隠し切れない嬉しさを出す描写に、「喜美ちゃんが、弾むように帰宅したのかわいかった」と注目する声も。また、直子が喜美子に向かって発した「男と女の痴情のもつれは喜美子姉ちゃんには分からん」の言葉に、全視聴者が納得。『痴情のもつれ』はホットワードに載るほど話題に。さらに、三女の百合子と共に、追い出される喜美子の姿に和む人が数多くいました。
ここから、真剣な恋バナを展開する母マツと次女直子に対し、ふすま一枚隔てて、追い出された喜美子と百合子のコミカルなやり取りに数多くの反応が。会話の中で出てきた“チュー”のくだりに、「直子がどこにチューしたかで大いに盛り上がる喜美子と百合子」や「興奮する、かわ面白い姉妹」など、スカーレット特有のシリアスとコミカルのメリハリを楽しんだようです。
好きという気持ち
第10週の副題にもなっている“好きという気持ち”。この言葉がしっくりときた、第60話。喜美子は八郎に抱いていた気持ちに気づいてしまいます。Twitter上では、ついにこの時が来たか!とばかりに、祝福と喜びの声を発信。特に喜美子が八郎に想いを告げたシーンに、「朝ドラ史上屈指の告白シーンじゃない?」や「こんなすっきりする告白久しぶり」といった声が多数。またその後、八郎が口にする「抱き寄せてもいいですか?」は、多くの女性視聴者の心をキュンとさせたようです。
盛り上がった喜美子の告白シーンですが、そこに至るまでにあった草間さんや母であるマツの言葉に対し、「ナイスアシスト!」とする声も。恋愛に悩む直子に締め出しをくらうほど恋を知らない喜美子でしたが、恩師や母のさりげない言葉により、自分の気持ちに気づく構成が見事だという意見も見られました。さらに、結婚に対して拒絶反応を示した喜美子。その理由が、草間さんと元奥さんに関連していたことも分かり、「(結婚に対して)正しく恐怖を感じていたんだな」「今までの全部がきみこを作っている」など、スカーレットの構成力のスゴさを評価する声が数多く見られました。
まとめ
第10週も山あり谷あり、笑いあり涙ありと視聴者の感情を揺さぶり続けたスカーレット。喜美子の告白からはじまり、直子の恋、そして喜美子の本心へと至る流れで、副題にふさわしい『好きという気持ち』に溢れた週でした。
注目の第11週は……
第10週のラストシーン。八郎に抱き寄せられる喜美子と、それを見つめる父の常治。始まる前から、波乱必至の第11週。常治に対して、八郎や陶芸への想いを伝えるも、全く理解されない喜美子。そんな時、八郎の住まいを訪ねた喜美子は一緒になることを決意する……。第11週もお楽しみください!
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