総務省がさまざまな品目を対象に2人以上の世帯あたりの年間支出金額や購入数量を集計した家計調査。今回はこの中から「ぎょうざ」の年間支出金額をランキング形式で紹介します。
ぎょうざが有名な地域はいくつもありますが、どのような順位となっているのでしょうか。早速、見てみましょう。なお、調査は都道府県庁所在市および政令指定都市を対象としており、金額は2018年から2020年までの年間支出金額の平均となっています。
(出典:総務省統計局)
第3位:宮崎県宮崎市(3053円)
第3位は、宮崎県宮崎市でした。1世帯あたりの年間支出金額は3053円です。2017年から2019年までの金額は2782円で順位は4位となっており、今回は1つ順位を上げました。
宮崎市にはぎょうざ専門店が多いほか、スーパーなどでもぎょうざを気軽に購入できます。また市内にはぎょうざのテイクアウト専門店もあるなど、持ち帰り文化が根づいているのも順位を上げた一因かもしれません。2020年には、ぎょうざを新たな観光資源にしようと「宮崎市ぎょうざ協議会」が発足し、ますます盛り上がりをみせています。
第2位:静岡県浜松市(3590円)
第2位は、静岡県浜松市でした。1世帯あたりの年間支出金額は3590円です。2017年から2019年までの金額でも3528円で2位にランクインし、根強い人気を集めています。
一般的にぎょうざの具材としてはニラや白菜がよく使われますが、浜松市ではキャベツやたまねぎの栽培、そして養豚が盛んだったことから、それらの食材を生かしたぎょうざがよく作られ、地元民に愛されてきました。そのぎょうざを円形状に並べ、ゆでたもやしを付け合わせるのが特徴です。
市内には80以上のぎょうざ専門店、300以上のぎょうざ取り扱い店があるともいわれており、それぞれのお店がよりおいしいぎょうざを追求しています。
第1位: 栃木県宇都宮市(3764円)
そして第1位は、栃木県宇都宮市でした。1世帯あたりの年間支出金額は3764円です。2017年から2019年までの金額でも3953円で1位に輝いています。
全国的にもぎょうざの街として知られ、地域文化としてだけでなく、観光資源としてもしっかり定着。宇都宮市が行った「令和2年宇都宮市観光動態調査」によれば、観光で同市を訪れた人の60%近くがぎょうざを目的の1つとしてやって来ており、95.2%の人が“ぎょうざの街”というイメージを持っていました。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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