74歳の金栗四三氏がストックホルムで走る!『いだてん~東京オリムピック噺~』最終回、ネット上の反応は?

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 「いだてん」最終回のおさらい! 最終回の内容と評価をお届けします。

 1964年、東京オリンピック開催。それを実現させるために奔走した金栗四三、田畑政治の姿を脚本家宮藤官九郎が描きました。主人公が1部、2部で交代する構成や数多くの伏線が張り巡らされたストーリー展開で話題のいだてん。そして遂に最終回です!

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「いだてん」最終回(12/15放送)のあらすじ

 1964年10月10日。念願の東京オリンピック開会式当日。田畑(阿部サダヲ)は国立競技場のスタンドに一人、感慨無量で立っていた。そこへ足袋を履いた金栗(中村勘九郎)が現れ、聖火リレーへの未練をにじませる。

 最終走者の坂井(井之脇 海)はプレッシャーの大きさに耐えかねていた。ゲートが開き、日本のオリンピックの歩みを支えた懐かしい面々が集まってくる。そのころ志ん生(ビートたけし)は高座で『富久』を熱演していた──。  (『いだてん』公式サイトより)

(C) NHK
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「いだてん」最終回のネット上での評価

 ネット上での『いだてん』最終回の評価は、「ポジティブ」が 72.7%となりました。

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最終回最大の盛り上がりポイントはラスト金栗四三氏が必死に走るシーン

 今回、最も盛り上がったのは、ラストの実録、金栗四三氏がストックホルムを走るシーン。74歳になった金栗四三氏が約50年ぶりにストックホルムの地に立ち、完走を成し遂げる。数々の感動を与えてくれた金栗四三氏に対し、「金栗さん、お疲れさま」「金栗さん、ありがとう」など、労いの言葉が数多くネット上に投稿されています。

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「いだてん」年間トレンドでも最終回が一番の反響

 最終回の放送に伴って、いだてんに関する話題でネット上が大きな盛り上がりを見せました。大勢のファンが田畑の言葉になぞらえて、「#いだてん最高じゃんねぇ」とタグ付けしたツイートをアップしています。検索キーワードの上位に「#いだてん」「#いだてん最高じゃんねぇ」が入っています。

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金栗と坂井の熱い気持ちに涙!

 聖火リレー走者にこだわり続けた金栗と、聖火リレー最終走者に選ばれた坂井。そんな2人の掛け合いに注目が集まりました。特に、プレッシャーに押しつぶされそうな坂井を、金栗が激励する場面には大きな反響が。「金栗さんが坂井くんに水ぶっかけたシーンで泣いた」、「金栗さんに冷水浴させてもらえてよかった!」など、金栗の行動を称賛するコメントが見られました。

 また、坂井がプレッシャーをはね飛ばして颯爽と走る光景も話題になりました。金栗が呟いた「坂井君で良かった」という言葉を自身のコメントとしてアップする方々が続出しています。中には、「もう涙腺決壊」というツイートもあり、金栗の言葉が視聴者の心に染みたようです。

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ひたむきに生きた三世代が泣ける

 最終回では、五りんが聖火ランナーの伴走者として走る中、進むべき道を模索。その様子は、志し半ばで急逝した祖母・シマと父親・小松を彷彿させました。時代に翻弄されながらも、懸命に前を向こうとした2人がオーバーラップし、大勢の視聴者が感情を揺さぶられました。「俯瞰で見れば伴走者でしかない。でも決してなかった事にはならない、そんな存在」「シマちゃんと小松勝と五りんの3世代スッスッハッハッだけで号泣ものです」など、感動を伝えるツイートも。

 開会式の場面では、学徒出陣した小松に思いをはせたファンが多かったようです。「あの時は土砂降りだったっていう言葉だけで視聴者みんなが小松くんを思い出す」など、ロシアで銃殺された小松を追悼する声が多数アップされています。戦争の記憶をかき消すような万歳三唱に心が震え、「もう泣ける」と気持ちを吐露している方もいました。

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物語を牽引した嘉納が脳裏に浮かぶ!

 感慨深いシーンの連続だった最終回。戦争の最中でオリンピックを開催しようとした嘉納の人間力と存在感が改めて視聴者に伝わったようです。Twitter上では、「嘉納先生、貴方の夢と情熱に皆引っ張られた。ありがとう」や「嘉納治五郎から、田畑政治へバトンが渡されたように、スポーツと平和への思いのバトンが渡された」という声も上がっていました。

 また、終盤で嘉納の幻影が田畑に呟いた言葉は、多くの視聴者の胸に突き刺さったようです。「これが、君が世界に見せたい日本かね?と田畑に問いかけるシーンに鳥肌」などのツイートが投稿されています。

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まとめ

 たくさんの人々にスポットライトを当て続けた「いだてん~東京オリムピック噺~」。そのスタンスは最終回でも貫かれていました。登場人物一人ひとりの心情が丁寧に描写されていて、ファンの間では「絶品の大河」と称されています。毎週の放送を心待ちにしていた人たちは、物語の締めに感動したことでしょう。それと同時に、2020年の東京オリンピックへの期待が膨らんだのではないでしょうか。

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次の大河ドラマは……

 2020年のNHK大河ドラマは、 明智光秀を主人公に描いた『麒麟がくる』です。 三日天下の語源になっている、主君の織田信長を自害に追い込んだ「本能寺の変」に至る55年の生涯が描かれます。主演の明智光秀役は、朝ドラ『まんぷく』の立花萬平役が記憶に新しい長谷川博己さん。光秀の正妻役には木村文乃さんといった豪華なキャスティングとなっています。

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