群馬で世界最古のマイルカ科の化石が発見、ネットでは 「妙義山あるとこにイルカ?」「群馬に海があったのか!」など驚きの声

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 群馬県安中市で発見されたイルカの化石が、世界最古のマイルカ科の化石だったと発表され、ネット上で反響を呼んでいます。

 この化石は20年以上前にアマチュア発掘家が発見し、群馬県立自然史博物館に寄贈されました。その後、同博物館が調査した結果、化石が埋まっていた地層の年代が1130万年前と判明。これまで最古とされていた900万年前の化石より古いことが分かりました。

 今回の調査結果は、7月7日付のアメリカの学術誌に掲載され、学名は発見された場所にちなんで「ノリスデルフィス・アンナカエンシス」と命名されました。

画像は「群馬テレビ・群テレ」公式YouTubeチャンネルより引用
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「イルカ 化石」の盛り上がりは?

 7月8日0時から、10日18時までのトレンドです。7月8日の深夜に大手新聞社からニュースが報じられて大きく盛り上がり、9日以降も複数のメディアで取り上げられて、注目を集めています。

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「素晴らしい発見!」「興味深い」など感動が相次ぐ

 今回の化石を発見したのは、アマチュア発掘家の中島一さん。20年以上前に安中層群原市層(あんなかそうぐんはらいちそう)で発掘し、群馬県立自然史博物館に寄贈しました。

 その後、同博物館の長谷川善和名誉館長と木村敏之生物研究係長が調査したところ、この化石は1130万年前の地層に埋まっていた、世界最古のマイルカ科の化石と判明しました。

 この発見を受けて、SNSには「素晴らしい発見!」「ロマンやねー」「新しい化石の発見で新たな事実が判明するのは、いつの時代も興味深い」「峠の釜飯で有名だったり妙義山とかあるとこにイルカさん!」など、感動の声が続々と寄せられました。

 ちなみに、これまで最古とされていたマイルカ科の化石は、北海道新十津川町にある900万年前の地層から発見された「エオデルフィス・カバテンシス」でした。

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「群馬にも海はあった!」「どんな景色が広がっていたのか」などの声も

 また今回の発見を受けて、SNSでは「群馬にも海はあったんや!」「1130万年前ここは海だったんだね! ……うん。1130万年前ね」「どんな景色が広がっていたのか想像すると楽しい」など、かつては海が広がっていた事実に驚く人も多く見られました。

 上毛新聞によれば、群馬県一帯は1000万年前まで海だったそうです。2019年に「ケントリオドン・ナカジマイ」というイルカ・クジラ類の新種の化石が見つかるなど、イルカ・クジラ類の化石がたくさん発掘されており、昔はかなりの数のイルカが生息していたと考えられています。

 なお、この化石は、群馬県立自然史博物館で、7月11日から9月27日まで展示されます(事前予約制)。世界最古の貴重な化石、ぜひその目で見てみてはいかがでしょうか。

調査概要

調査期間2020年7月8日〜7月10日
調査対象Twitter
調査件数259件(10%サンプリング)
調査キーワードイルカ 化石
調査方法対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正

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