ねとらぼ
2025/09/19 20:30(公開)

「交通事故多発交差点」ランキング 全国ワースト1位は「池袋六ツ又交差点(東京都)」【2024年版】

 日本損害保険協会は、交通事故の防止・軽減を目的として、最新の「全国交通事故多発交差点マップ」を公表しました。このマップでは全国の都道府県警察の協力のもと、各都道府県における人身事故件数が多い交差点を紹介しています。

 2024年の交通事故件数は29万895件と、前年から約1万7000件減少していますが、全交通事故のうち半数以上が交差点やその付近で発生しているそうです。

 全国の交差点の中で、2024年に最も多くの事故が発生したのはどこだったのでしょうか。結果を見てきましょう。

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出典元:【最新】全国交通事故多発交差点マップ2024年版を公開~全国ワースト1位は「池袋六ツ又交差点」、2年連続で最多事故発生~ 日本損害保険協会のプレスリリース|valuepress

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「交通事故多発交差点」ランキング

画像:写真AC
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第2位:鵯越交差点(兵庫県)

 同率での第2位となったのは、「鵯越交差点」でした。兵庫県神戸市兵庫区にある、三差路の交差点です。2024年の人身事故件数は15件で、そのうち軽傷事故が13件、重傷事故が2件となっています。また、15件の事故のうち14件は車両相互によるもので、右折時の衝突事故が9件でした。

 この交差点では、2車線設置されている右折専用車線を並走する車両が死角となり、対向する直進車の確認が不十分なまま右折し衝突する事故が多いようです。

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第2位:谷町9丁目交差点(大阪府)

 同じく第2位となったのは「谷町9丁目交差点」でした。大阪市天王寺区に位置する、四差路の交差点です。2024年の人身事故件数は15件で、軽傷事故が14件、重傷事故が1件となっています。また、車両相互による事故は14件で、うち6件が追突によるものでした。

 この交差点付近には大阪メトロ・谷町九丁目駅の出入り口があり、車だけでなく人や自転車の交通量も終日多いため、交差点右左折時の安全不確認による追突事故が発生しているようです。

第1位:池袋六ツ又交差点(東京都)

 第1位は、「池袋六ツ又交差点」でした。東京都豊島区東池袋に位置する交差点で、国道254号の側道や都道305号(明治通り)、都道435号(環状5号線)などが交わる巨大な六差路です。2024年の人身事故件数は17件で、内訳は軽傷事故が15件、重傷事故が2件でした。

 池袋の繁華街に近いこともあり交通量が多いほか、交差点が広く複雑な形状で走行位置や停止位置が分かりにくいため、出合い頭の衝突事故や、追突事故が発生しているようです。交差点の形状に関しては、一部街路の廃止や、横断歩道位置の変更・短縮などの改良工事が進められており、事故の低減を図っています。

 ランキングの全順位は、以下からご覧ください。

第4位:打出交差点(兵庫県)

第4位:安井町交差点(大阪府)

第4位:瀬田交差点(東京都)

第4位:四谷四丁目交差点(東京都)

第2位:鵯越交差点(兵庫県)

第2位:谷町9丁目交差点(大阪府)

第1位:池袋六ツ又交差点(東京都)

出典元:【最新】全国交通事故多発交差点マップ2024年版を公開~全国ワースト1位は「池袋六ツ又交差点」、2年連続で最多事故発生~ 日本損害保険協会のプレスリリース|valuepress

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