東京都「ちゃん系ラーメン」の名店12選！　一番うまいと思う店はどこ？【人気投票実施中】

　ラーメン店には博多ラーメンや札幌ラーメンのようなその地域を代表するラーメンが全国的に知られていたり、横浜家系、二郎系など、特定のスタイルを楽しめるジャンルがたくさんあります。近年、ブームとなっている「ちゃん系ラーメン」は、発祥とされる「神田ちえちゃんラーメン」を中心に、丼になみなみと注がれた醤油スープと平打ち麺、山盛りチャーシューの中華そばが名物です。都内には「ちゃんのれん組合」に加盟する店が増え、新橋や高円寺など多くの街に波及しました。

　ちゃん系ラーメンの有名店が多く加入している「ちゃんのれん組合」によると、「スープは縁までなみなみ」「チャーシュー切り立て」「ラーメンライス最高峰」「もり中華スライス玉子」「麺は中太平打ち高加水麺」を使用することがちゃん系ラーメンの定義だそうで、シンプルながら確かなうまみがあるしょうゆ味のスープともちもちした中太麺がマッチした、どこか懐かしいラーメンが特徴的。どこかホッとする味わいが人気です。

　今回はそんな「東京都の『ちゃん系ラーメン』の名店」というテーマについて考えてみましょう。

東京都の「ちゃん系ラーメン」の名店

　ちゃん系ラーメンの元祖といわれる「神田ちえちゃんラーメン」は、JR神田駅からすぐの高架下に店を構える総本山的存在です。透明感のある醤油スープに、豚や鶏のうま味とたっぷりの脂が重なった中華そばは、ひと口で体が温まる力強い味わいです。柔らかめにゆでた平打ち麺の上には、切りたての大判チャーシューが幾重にも重なり、ネギとメンマがバランスよく配置されます。無料のライスと卓上の漬物、刻みにんにくを合わせれば、最後は丼を空にしたくなる背徳のフルコースになります。朝から深夜まで長く営業しているため、通勤前の1杯から終電後の腹ごしらえまで、さまざまなシーンで頼れる1軒です。塩気や脂の強さはちょうど良くで、がっつり感と食べやすさのバランスが絶妙と評判です。発祥の店らしく、ここをベースに独立した店主も多く、ちゃん系の味づくりや技術が受け継がれてきました。

　新橋駅前ビルの地下に店を構える「新橋ニューともちん」は、立ち食いスタイルで朝から行列ができるちゃん系の人気店です。券売機のボタンは「中華そば」1種類だけで、丼には澄んだ豚骨醤油スープがなみなみ。平打ちの中太麺の上には、注文のたびにスライスされる大判チャーシューと刻みネギがどっさりとのり、ワカメを足せばさらにビジュアルもボリュームもアップします。スープは脂が多めながらキレのある味わいで、重すぎず最後までレンゲが止まりません。もちろんご飯無料サービスもあり、チャーシューをご飯にのせてスープをかければ背徳感満点の締めご飯になります。ラーメン激戦区・新橋で、まず押さえておきたいベーシックな1杯と言えます。

　高円寺で支持を集めているのが「高円寺 ともちんラーメン」です。JR高円寺駅北口から徒歩3分、純情商店街の一角にあり、赤い看板と大きな「中華そば」の文字が目印になっています。丼になみなみ注がれたラード多めの醤油スープに、もっちりとした平打ち中太麺、大判チャーシューが折り重なる1杯は、まさにちゃん系の王道スタイルです。ライス無料サービスに加え、卓上にはにんにくや特製の辛味調味料が並び、途中から味変してジャンク度を一気に高めることもできます。平日は昼夜を通して営業し、週末は朝ラー対応の時間帯もあるため、昼飲み前後の腹ごしらえや飲み会の締めなど、さまざまなシーンで寄り道したくなる存在です。ともちんラーメンは、背脂チャッチャ系や二郎系の影響を受けており、こってりなのに食べやすい味のお店。ちゃんのれん組合の加盟店として、発祥の「神田ちえちゃんラーメン」と共通する軸を持ちながら、ボリューム感で個性を発揮する1軒です。

　この他にもチャーシューメンが人気な「田町 えっちゃんラーメン」、　ミシュランガイドで「ビブグルマン」（価格以上の満足感が得られる料理）に選出された「新橋 はるちゃんラーメン」、“ちゃん”が付かないちゃん系ラーメン店「浅草 生田庵」など、さまざまな名店があります。

　あなたが好きな東京都の「ちゃん系ラーメン」のお店はどこですか？　下のアンケート欄から投票をお願いします。もし選択肢に好きなちゃん系ラーメン店が無い場合はコメント欄にお店を書き込んでください！

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