【Z世代が選ぶ】漢字の読みが難しい「大学」ランキングTOP10！　第1位は「尚絅大学」【2025年最新調査結果】

　嘉悦大学は、12月12日の「漢字の日」にちなんで、若い世代の基礎学力、特に漢字の読み書き能力の現状に関する「漢字の読みが難しい大学（“難漢”大）調査」を実施し、その結果をランキング形式で発表しました。

　この調査は2025年11月16日～21日にかけて、高校生・大学生を含む全国のZ世代（29歳以下）1000人を対象に行われたもの。日本国内にはさまざまな名称を持つ大学が数多くありますが、若い世代の人が「読みが難しい」と選んだのは、どの大学だったのでしょうか。ランキングを見ていきましょう。

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筆者：センター

1978年生まれ。40代で外資系IT企業を早期退職し、何故かライターに転身。阪神タイガースと初代ガンダムをこよなく愛するオッサンです。趣味はプロ野球観戦、ゲーム、一人カラオケ。好きな競走馬はタップダンスシチー。日記と脳トレが日課。

調査概要

（出典元：嘉悦大学「『漢字の読みが難しい大学（“難漢”大）調査』を実施」）

【Z世代が選ぶ】漢字の読みが難しい「大学」ランキング

第2位：尚絅学院大学（しょうけいがくいんだいがく）

　第2位は「尚絅学院大学（しょうけいがくいんだいがく）」でした。宮城県名取市に本部を置く尚絅学院大学は、米国のバプテスト派婦人外国伝道協会から派遣された宣教師たちにより、1892年に創設された「尚綗女学会」を前身とする私立大学です。創設者の宣教師たちの思いである「キリスト教精神に基づく教育によって、自己を深め、他者と共に生きる人間を育てる」を建学の精神に掲げています。

　尚絅学院大学は、2019年度に1学部6学科体制から3学群5学類制に再編成。2024年度卒業生の就職率は、98.5％と就職に強いところを見せています。大学名にある「尚絅」は、中国の『礼記』の編章である『中庸』の一節である「詩曰、衣錦尚絅、悪其文著也、故君子之道、闇然而日章、小人之道、的然而日亡」に由来しているそうです。

第1位：尚絅大学（しょうけいだいがく）

　第1位は「尚絅大学（しょうけいだいがく）」でした。熊本県熊本市中央区に本部を置く尚絅大学は、1888年に創設された「済々黌附属女学校」を前身とする私立の女子大学。「現代文化学部」「生活科学部」「こども教育学部」の3学部と「短期大学部」を設置しており、「尚絅 表面を飾らず内面の充実に努める」の教育理念のもと、「智と徳を兼ね備え、自律的に学修を続ける女性を育成し、基礎的・応用的研究を推進して成果を発信し、地域社会に貢献する」を目的に掲げています。

　大学名にある「尚絅」は、2位の「尚絅学院大学」と同じく中国の古典『中庸』の一節であり、錦を身に着けてもあえて薄衣で覆い、華美さを控えるという君子のあり方を示した言葉である「衣錦尚絅（錦を衣て絅を尚ふ）」に由来しますが、両校は組織としては無関係でありそれぞれ別の大学となっています。いずれも、日常であまり見かけない「絅」の漢字が使われていることが「読みが難しい」とされた理由かもしれませんね。

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