ねとらぼ
2025/12/17 07:00(公開)

「共働き子育てしやすい街」ランキングTOP10! 第1位は「品川区(東京都)」【2025年最新調査結果】

 働き方と家庭生活のバランスが問われる時代。共働き家庭が安心して子育てできる街では、生活を支えるさまざまな取り組みが行われています。

 日経BPが運営する「日経クロスウーマン」と日本経済新聞社は、「自治体の子育て支援制度に関する調査」を実施し、2025年版「共働き子育てしやすい街ランキング」を発表しました。

 共働き子育てしやすいと評価された全国の自治体はどこだったのでしょうか。ランキングを見ていきましょう。

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(出典元:日経BP「2025年版『共働き子育てしやすい街ランキング』」

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「共働き子育てしやすい街」ランキング

画像:写真AC
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第2位:松戸市(千葉県)

画像:PIXTA

 同率での第2位となったのは、「松戸市(千葉県)」でした。千葉県の北西部に位置する松戸市は、江戸時代に水戸街道の宿場町として栄え、徳川家ゆかりの歴史的な名所が多く残る地域。東京都心から20キロメートル圏内にあり、交通アクセスに優れることから都心のベッドタウンとして発展してきました。松戸市下矢切と東京都柴又を結ぶ江戸川唯一の渡し舟「矢切の渡し」でも知られています。

 松戸市では、市内28カ所の地域子育て拠点に市認定の子育てコーディネーターが常駐。子育て相談はもちろん、そのうち7カ所では乳幼児の一時預かりも実施しています。保育インフラに余裕があるほか、「多胎児家庭支援タクシー利用料助成」や「多胎児用ベビーカー購入費助成」など、双子などがいる多胎児家庭への支援に力を入れているところも魅力です。

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第2位:福生市(東京都)

画像:写真AC

 同じく第2位となったのは、「福生市(東京都)」でした。東京都の西部に位置する福生市は、全国で3番目に小さい市で、市の約3分の1を「横田米軍基地」が占める地域です。米軍関係者向けに発展した個性的な店が並ぶなど、異文化の雰囲気が漂う街並みが特徴。交通アクセスも良好で、鉄道の各駅から半径1キロ以内に市域のほとんどが収まるため、生活しやすいところも魅力です。

 福生市では、保育所などの3~5歳クラスの給食費を無償化しているほか、市内全ての保育所で医療的ケア児の受け入れが可能。外国籍の保護者が多いため、保育所などにテレビ電話多言語通訳サービス用の端末を貸し出しています。また、保育所・幼稚園・小学校を円滑に接続し、幼児教育の充実を図っているほか、学童保育では19時以降も預かり可能で、夕食を提供してくれるところがあるのも魅力です。

第1位:品川区(東京都)

画像:PIXTA

 第1位は、「品川区(東京都)」でした。東京23区の南部に位置する品川区は、北東部には高層ビルやマンション、南西部には下町情緒を感じる街並みが広がるなど、地域によって異なる表情を持つ地域です。昔ながらの商店街の雰囲気を味わえる「戸越銀座商店街」や、「しながわ水族館」や目黒川の桜並木など、観光名所もバラエティーに富んでいます。鉄道もさまざまな路線が乗り入れていて、交通アクセスに優れるほか、「東京都立潮風公園」をはじめ、自然に触れられる場所が多いところも魅力です。

 品川区では、産後ケアの専門家「産後ドゥーラ」の利用料の補助を実施。0歳児を育てる家庭に月1回程度、育児用品を手渡すことで見守りを行う「見守りおむつ定期便」なども行っています。また、小中学校の絵の具などの学用品を所得制限なく無償化しているほか、中学校の修学旅行も無償化。2026年4月の新入生からは中学校の制服も無償化とする予定になっており、力強い支援を展開しています。

 ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!

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