『スカーレット(朝ドラ)』 第12週は、お茶の間騒然のキスシーンと時間を飛ばした展開が話題に!
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滋賀・信楽で育った少女が、やがて男性ばかりの陶芸家の世界に飛び込み、自分だけの陶芸を目指していく物語「スカーレット」。今週も視聴者の評価と感想をお届けします。
「スカーレット」第12週(12/16~21放送)のあらすじ
陶芸展での入賞を条件に、常治(北村一輝)から結婚を許された喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)。八郎は陶芸展に出す作品と、大野夫妻(マギー、財前直見)が開店するカフェのコーヒー茶わん作りに追われている。すると喜美子がコーヒー茶わん作りを手伝いたいと泣きながら訴え、集中力を発揮して作り上げ、八郎を驚かせる。
やがて八郎がめでたく受賞し、そのお祝いと喜美子との結婚祝いが行われた夜、常治はようやく心から八郎を受け入れる。迎えた結婚写真撮影当日。八郎の姉と、東京から直子(桜庭ななみ)も帰ってくる。準備に追われるさなか、橘ひろ恵(紺野まひる)からコーヒー茶わんの注文が。
婚礼衣装のまま駆けつけた喜美子と八郎。しかし注文量の多さに断念せざるを得ず、早く力をつけようと誓う喜美子だった。昭和40年夏。川原家の敷地には喜美子と八郎の作業場が完成し、2人の間には男の子・武志が生まれ、すでに4歳になっている。(『スカーレット』公式サイトより)
「スカーレット」第12週のネット上での評価
ネット上での「スカーレット」第12週の評価は、「ポジティブ」が 78.3%となりました。
第12週最大の盛り上がりポイントは12月18日の名シーン
喜美子と八郎の結婚記念写真の撮影が描かれたスカーレット第12週。もっとも盛り上がりをみせたのは、八郎が喜美子に 「初めてのキスはいつ?」 と問いかけた12月18日でした。ネット上では、「八郎が雄になった」や「家族全員で赤面した」など、お茶の間もそわそわしたシーンとなりました。
「初めてのキスはいつ?」
信作の実家である珈琲店サニーの開店に備え、20個のコーヒー茶碗を制作した八郎と喜美子。窯入れの作業中、二人は将来の事をめおとノートに書き出し始めます。この行為に、「夫婦ノートに人生設計を書き出す健気な可愛さ」や「楽しいこといっぱい書くな」「ノートに書いたことの何が実現するのか…」「夫婦ノート、不安」などの感想が聞こえる中、八郎の「初めてのキスはいつ?」という問いかけから、事態は一変。喜美子はもちろん、視聴者も巻き込んだドキドキに展開に発展。
八郎の、「全部、予定通りじゃつまらん」や「僕も男やで」 という発言に対し、Twitter上では、「ハチの人、色気のスイッチいれられるタイプやな…」や「可愛い会話から突然男を見せてきて八郎沼が阿鼻叫喚」など、さまざまな感想が見られました。また中には、80歳のお祖母様と鑑賞中、「ばあばと一緒に見ていたら『あかん、あかん』って、ばあば、いつから喜美ちゃんになったの?w」といった微笑ましいツイートが。さらに、スカーレットの後に放送される情報番組『あさイチ』の近江キャスターの照れっぷりを取り上げるツイートも目立ちました。
「夫婦茶碗で一生一緒にご飯を食べよう」
喜美子と結婚するための条件として八郎が課せられていた、陶芸展での受賞&陶芸家デビュー。受賞作品となったのは、赤色の大皿でした。赤色が緋色を連想させ、ネット上では、「これがスカーレットの意味?」という解釈も目立ちましたが、焼き物の知識も交えて、「あれは辰砂釉(しんしゃ)。信楽焼の緋色は釉薬の色ではなくて炎で焼かれた土そのものの色のこと」と解説する人も。
また陶芸展に受賞したことを喜美子に伝えようとする八郎。「夫婦茶碗で一生一緒にご飯を食べよう」という会話から、受賞の報告へ……と行くはずが、ここで照子が喜びながら乱入し、受賞を祝う流れに。これに対しネット上では、「十和田さん夫婦茶碗で陶芸展の賞取ったの伝えるのずるいやん…」という声から、「八郎、回りくどい」という厳しい意見までありました。さらに陶芸展の結果前に増築を行う常治に「もう結婚を許してるじゃん」といったほのぼのする声も見られました。
結婚記念写真の撮影
スカーレット第12週にあった、2つ目の山場。それが結婚記念写真の撮影シーンでした。写真撮影の直前まで、ドタバタコメディのような展開で視聴者の興味はさまざまに移り変わります。喜美子がカフェサニーに呼ばれ、大量80個ものコーヒー茶碗の発注を断った展開にTwitterでは、「まだ技術が伴っていない喜美子の誠実な対応は陶芸の神様に対して真摯な脚本」とする声や、80個の発注依頼を聞いている時に八郎が見せた複雑な表情に注目し、「80個は出来ない申し訳なさなのか自分じゃなく喜美子に発注が来た嫉妬なのか…」といった感想が。
また、記念撮影のため、実家に帰省した直子の大胆な髪型にも大きな反響が。「直子のパーマあてた頭すごいな!」や「信じがたいかもしれないが、当時はこれがオシャレでカッコいいとされていた」などの声が見られました。さらに、記念撮影や宴を終えた後、改めて父である常治に挨拶をする八郎。そこで語られる常治の想いに、視聴者も感極まるものがあったようで、「常治が一番欲しかったのは自分の味方だ」や「常治がマジな親父の顔になる時はすごく感情移入するし、涙を誘う」など、良くも悪くも常治はスカーレットの重要キャラであることを再認識させられました。
まとめ
第12週は後半の畳み掛けるような展開の速さも話題に。20個のコーヒー茶碗完成から、陶芸展での受賞、結婚、そして独立や出産を飛ばして、子育てといった具合に、必要な部分は掘り下げ、不必要な部分は大胆に削り取る。こうした構成や脚本にも、見事だという声が多く見られた週でした。
注目の第13週は……
第12週のラストで、父である常治が川原家を増築させるための無理がたたり……という流れで視聴者に不穏な空気を感じさせました。これを受けて第13週、照子の口から喜美子と八郎は、常治の病について知ることになります。孫の成長を楽しげに見守る常治の体調と、予告編で流れた信作と百合子の意味深なシーンが気になって仕方がない第13週もお楽しみに!
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