太陽系“全惑星”が明け方の空に勢ぞろい! 「晴れてくれ!」「朝4時に起きたのに……」など反応さまざま

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 7月下旬、明け方に水星から海王星までの全惑星を一望できるというニュースが、ネット上で話題を呼んでいます。

 国立天文台によれば、西南西の地平線近くに木星が見え、そこから東北東の空へ向かって土星、海王星、火星、天王星、金星、そして水星が並びます。木星と土星は空が暗い時間帯に、水星は7月23日から28日にかけて、それぞれの高度が高くなるため、見つけやすいとのことです。

 また海王星と天王星は暗い惑星のため、なるべく空が暗い時間帯に双眼鏡や望遠鏡を通して探すと良いそうです。

画像はイメージです
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「全惑星」の評価は?

 SNS分析ツールで調べたところ、50%がポジティブな反応に分類されました。「凄い!」「見たい!」など、驚きや期待の声が多く聞かれました。一方、残り50%はネガティブな反応となりました。こちらは「見えない……」「天気が悪い……」といった反応が多めでした。

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「全惑星」の盛り上がりは?

 7月8日から22日までのトレンドです。9日に一度、大きく盛り上がりました。その後は落ち着きましたが、全惑星が並ぶとされた7月中旬から下旬にかけてWebメディアなどで報じられ、再び注目を集めています。

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「これは早起きしないと」「晴れてくれ!」など期待が高まる

 今回のニュースは7月初旬ごろから話題となり、アストロアーツによれば、中旬には月も一緒に並んで見えるとされ、注目を集めていました。全惑星が並ぶのは、日の出の1時間前から30分前くらいの間で、それ以外の時間帯だと、見えにくくなる惑星が出てしまうとのことです。

 今回のように全惑星を一望できる機会は滅多になく、SNSでは「明け方の空に全惑星いいな」「これは早起きしないと!」など、大きな反響を呼んでいます。

 ただ、空模様が思わしくない地域も多いようで、「晴れてくれー!」「梅雨明けしますように」「見れるといいな。予報は曇りだけど……」など、祈るような声も聞かれます。

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「朝4時に外に出たのに、見えなかった……」など、残念がる声も多数

 またSNSには、早速挑戦した人たちの感想も続々と寄せられています。ですが、観測に成功した人は少なく、「確認したけど、自宅からは見られなかった」「この時間(朝4時)に外に出たのに、雲が張ってて見えません……」など、残念がる声が多く聞かれます。

 ずっと楽しみにしていた人たちからは、「全惑星が並ぶとか観れるモンじゃないんだぞ! なんで雨とか曇りだ、嫌がらせか!」「まぁまだチャンスあるんで、頑張ります……」など、悲痛な声が寄せられています。

 2020年7月はネオワイズ彗星など、一生に一度と言っても過言ではない天体ショーが楽しめる予定でしたが、まだ梅雨が開けていない地域も多く、観測に苦労している人が多いようです。

 なお、天王星と海王星は双眼鏡か望遠鏡を使わないと発見しにくく、それ以外は肉眼でも見えるとのことです。見られる期間は残りわずか。気になる方はお早めに!

調査概要

調査期間2020年7月8日〜7月22日
調査対象Twitter
調査件数360件(10%サンプリング)
調査キーワード全惑星
調査方法対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正

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