「水」がおいしいと思う都道府県ランキングTOP30! 第1位は「富山県」に決定!【2021年投票結果】

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 生活に欠かすことのできない「水」。日本各地には豊富な水資源をもっている地域があり、住民によって保全活動が行われるなど良好な環境が保たれているところは、飲用に適しているかどうかを問わず、環境省によって「昭和の名水百選」「平成の名水百選」に選出されていることも。エリアによっては、ミネラルを含んだ地下水を水道水の水源として利用しているところもあり、水道水をおいしく飲めるところもありますよね。

 そこで、2021年9月22日から2021年9月28日までの間、ねとらぼ調査隊では「水がおいしいと思う都道府県は?」というアンケートを実施しました。

 今回のアンケートでは計6579票の投票をいただきました。たくさんのご投票ありがとうございます! それではランキング結果を見ていきましょう。

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第10位:秋田県

画像は「写真AC」より引用

 第10位は、178票を集めた「秋田県」でした。秋田のおいしいお酒やお米のベースになっているのが秋田の湧き水。白神山地や和賀山塊、鳥海山などの名峰のめぐみである湧き水は、農業や酒造りで使われるのはもちろん、生活水として使用されることも。環境省による「名水百選」では、湯沢市の「力水」やにかほ市の「元滝伏流水」など、昭和と平成合わせて4カ所が選ばれています。(以下、「名水百選」は全て昭和と平成を合わせた数で表記)

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第9位:青森県

画像は「写真AC」より引用

 第9位は、186票を集めた「青森県」。「名水百選」には、十和田市の「沼袋の水」や弘前市の「富田の清水」など、5カ所が選ばれています。青森市の水道水には、八甲田連峰の前岳を源とする横内川の水が使用されており、1984年には横内浄水場の水が厚生省の「おいしい水研究会」によって「日本一おいしい水」に選ばれたことも。これを記念し、1999年に「日本一おいしい水のモニュメント」が青森駅近くにあるホテルJALシティ青森の前に設置されました。

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第8位:岐阜県

画像は「写真AC」より引用

 第8位には、205票を集めた「岐阜県」がランクイン。岐阜は古来より「飛山濃水」といわれており、豊かな山や自然からもたらされた水が農作業や生活水として使われてきました。環境省の「名水百選」には、長良川中流域や和良川、養老の滝・菊水泉など7カ所が選定されているほか、岐阜県が1986年に「岐阜県の名水50選」を独自に定めるなど、名水が多数存在しています。2021年7月には、輪之内町で使用されている水道水をペットボトルに詰めたものを「ぎふ わのうち 信心水」と命名し、販売を始めました。

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第7位:北海道

画像は「写真AC」より引用

 第7位は、219票を集めた「北海道」でした。雄大な大自然が広がる北海道では、「名水百選」に虻田郡京極町の「羊蹄のふきだし湧水」、上川郡東川町の「大雪旭岳源水」など、5カ所が選ばれています。なかにはペットボトルに詰めたミネラルウォーターとしても販売されているものもあり、手軽に名水を味わうこともできます。また、苫小牧市や釧路市、帯広市などの自治体では、水道水をペットボトルに詰めて販売を行っています。

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第6位:山梨県

画像は「写真AC」より引用

 第6位は、231票を集めた「山梨県」。富士山や八ヶ岳、南アルプスなどに囲まれている山梨県は、県土の78%を森林が占める自然豊かな場所。長年かけてろ過された雨や雪解け水が良質な水となるため、ミネラルウォーターの一大生産地にもなっています。そんな山梨では、「水の聖地やまなし」のブランドイメージを目指し、「育水」の考えのもと水源林や水質、温泉資源などを保全する活動を積極的に行っています。なお「名水百選」には、甲府市の「御岳昇仙峡」や北杜市の「八ヶ岳南麓高原湧水群」など、7カ所が指定されています。

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第5位:静岡県

画像は「写真AC」より引用

 第5位は、371票を集めた「静岡県」です。「名水百選」には、安倍川や阿多古川、柿田川湧水群など5カ所が選出。富士山や南アルプス、天城山などに育まれた水が市民の生活を支えるほか、ミネラルウォーターとなって広く使用されています。静岡県の水道水は地下水を水源とするものが半数を占めており、天然のフィルターにより適度なミネラルを含んだおいしい水を楽しむことができます。

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第4位:熊本県

画像は「写真AC」より引用

 第4位は、475票を集めた「熊本県」。熊本県では、熊本市の「水前寺江津湖湧水群」や、阿蘇郡南阿蘇村の「白川水源」など、8カ所が「名水百選」に選出されています。熊本の象徴ともいえる阿蘇山は、水をはぐくみやすい環境となっており、地下に浸透した雨水が天然のフィルターを通して長い時間をかけて磨かれていきます。

 「阿蘇の伏流水」とも呼ばれるこの地下水は、熊本県内では水道水の水源としても使われており、特に熊本市では水道水のほとんどを地下水でまかなっています。そのため、市民からは「ボトル入りのミネラルウォーターよりおいしい」と評されることも。コメント欄でも、「特に山の方は水道水が非常においしい、街中の水道もおいしく飲める」「子供の時、父の転勤で数年住んだ熊本。お水が本っっ当においしかった」といった声があがっていました。

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第3位:新潟県

画像は「写真AC」より引用

 第3位には、493票を集めた「新潟県」がランクイン。「名水百選」には、村上市の「吉祥清水」や妙高市の「宇棚の清水」など、6カ所が選ばれています。豪雪地帯として知られる新潟県は、大量の雪解け水によって名水に恵まれた土地。そのため、新潟県では独自に「新潟県の名水」を選定し、ガイドブックやパンフレットによる情報発信などの活動を通して、水を大切な資源として活用しています。

 コメント欄では、「新潟の酒はおいしい米とおいしい水。そして日本一の信濃川と阿賀野川。まさに水の都」「新潟って水道水も普通においしい」といった声が寄せられていました。

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第2位:長野県

画像は「写真AC」より引用

 第2位は644票を集めた「長野県」です。北アルプスからの雪解け水が豊富に楽しめるのが長野県。「名水百選」には、飯田市の「観音霊水」や北安曇郡白馬村の「姫川源流湧水」など、7カ所が選ばれています。長野県の「名水百選」のなかでも、「安曇野わさび田湧水群」は清らかな水が必要不可欠とされるわさび栽培で使われていることでもおなじみ。県内には地下水を水道水の水源としているエリアもあり、おいしい水道水を味わうこともできます。

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第1位:富山県

画像は「写真AC」より引用

 そして第1位は、858票を集めた「富山県」でした! 富山は全国でも有数の降水・降雪地域で、特に立山連峰に積もった雪は万年雪となり、長い時間をかけてきれいな雪解け水となるなど、水資源が豊富な環境。県土の70%近くを占める森林が雨水や雪解け水をしっかりとろ過し、おいしい水となり湧き出します。「名水百選」にも南砺市の「不動滝の霊水」や中新川郡立山町の「立山玉殿湧水」など、8カ所が選出されています。

 コメント欄では、「街中にも名水を汲める場所が沢山あり、富山産のお米をその水で炊いたご飯は最高においしかった」「半世紀前は親にジュースをおねだりすると鉄管ビール(水道水)を飲んでおけと叱られた事を思いだします。夏も冷たくておいしかった!」との声があがっていました。

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