第5位:モチモチの木
第5位は「モチモチの木」で、得票数は254票でした。作者の斎藤隆介さんは児童文学作家で、数多くの賞を受賞。主人公の豆太は小心者で、夜は祖父を起こしてきてもらわないとお手洗いに行けません。家の前にある大木「モチモチの木」が怖いからです。しかしある日、腹痛の祖父を助けるために豆太は勇気を出します。
第4位:くじらぐも
第4位は「くじらぐも」。得票数は320票でした。「ぐりとぐら」や「そらいろのたね」で有名な、児童文学作家の中川李枝子さんの作品です。小学校で体操をしている子どもたちが、空に現れた雲のくじらに乗るというお話です。
第3位:スーホの白い馬
第3位は「スーホの白い馬」で、得票数は405票でした。モンゴルの民族楽器・馬頭琴の由来にまつわるお話です。日本では、1961年に月刊絵本「こどものとも」で出版された、大塚勇三さんの翻訳が有名です。モンゴルでおばあさんと暮らす羊飼いの少年・スーホと彼が拾った白い馬の切なくも温かい物語です。
第2位:ごんぎつね
第2位は「ごんぎつね」で得票数は674票でした。1943年に29歳の若さで逝去された新美南吉さんの代表作です。兵十が川でとっていた魚を、いたずら好きなキツネのごんが逃がしてしまいます。その後、兵十の母親が亡くなったことを知ったごんは後悔。兵十に栗や松茸を届け続けます。悲しくも考えさせられるストーリーです。
第1位:スイミー
そして第1位に輝いたのは「スイミー」でした。得票数は759票。「フレデリック」や「あおくんときいろちゃん」など、数々の絵本を生み出してきたアメリカの作家、レオ・レオニさんの作品です。群れの中で1匹だけ真っ黒な魚のスイミーは泳ぎが得意で、群れを襲ったマグロから唯一逃げ出せました。その後スイミーは別の魚の群れに出会い、大きな魚に負けない方法を思いつきます。
投票結果(グラフ)
投票結果(票数)
順位 | 項目名 | 票数 |
---|---|---|
1 | スイミー | 759 |
2 | ごんぎつね | 674 |
3 | スーホの白い馬 | 405 |
4 | くじらぐも | 320 |
5 | モチモチの木 | 254 |
6 | ちいちゃんのかげおくり | 236 |
7 | 白いぼうし | 204 |
8 | お手紙 | 190 |
9 | 大造じいさんとガン | 168 |
10 | チックとタック(チックタック) | 147 |
11 | やまなし | 118 |
12 | たぬきの糸車 | 95 |
13 | おおきなかぶ | 82 |
14 | はなのみち | 70 |
15 | ふきのとう | 44 |
16 | おむすび ころりん | 23 |
17 | 雪女 | 15 |
その他 | 523 |
調査概要
調査期間 | 2021年9月10日 ~ 9月17日 |
---|---|
有効回答数 | 4327票 |
質問 | 小学校の国語の教科書で一番好きだった小説は? |
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