「京王線」の乗降人員数ランキングTOP30! 「新宿」に次ぐ2位は?【2020年度】
東京都の西部を中心に、神奈川県北部までまたがる鉄道路線を運行している「京王電鉄」。1913年に開通した笹塚~調布間から始まったこの路線は、新宿を起点に京王八王子や橋本、高尾山口などを結ぶ「京王線」と、渋谷と吉祥寺を結ぶ「井の頭線」に大別できます。その全長は合わせて84.7kmにもおよび、大切な足として日々利用している人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、京王電鉄が発表している「鉄道事業概要 1日の駅別乗降人員」から、2020年度の京王線の駅における1日平均乗降人員数を紹介します。なお、井の頭線との乗換駅である「明大前」の乗降人数には、乗換利用者の数を含んでいません。
第3位:分倍河原(6万9114人)
第3位は「分倍河原」。2020年度の1日平均乗降人員数は6万9114人でした。2019年度の人員数は9万5121人で4位となっており、前年よりは減少しているもののワンランクアップしています。
分倍河原駅はJR南武線との乗換駅であることから、京王線を利用すれば新宿へ、南武線を利用すれば武蔵小杉や川崎、立川などに1本でアクセスすることができます。分倍河原駅のある府中市では、駅周辺の交通基盤の整備と連携したまちづくりを推進すべく、2020年に「分倍河原駅周辺地区まちづくり基本計画」を策定。今後のさらなる発展が期待されます。
第2位:調布(9万372人)
第2位は「調布」。2020年度の1日平均乗降人員数は9万372人でした。なお、2019年度は13万65人で、前年と変わらず2位の座をキープしています。
橋本方面へ向かう相模原線との分岐点となっている調布駅は、2012年に駅の地下化が完了。2017年には地上の跡地に3棟からなる駅ビル「トリエ京王調布」がオープンし、賑わいを見せています。バスロータリーなどを含んだ駅前広場の整備は続いており、2025年の完了をめどに日々開発が行われています。
第1位:新宿(50万6932人)
そして第1位は「新宿」でした。2020年度の乗降人員数は50万6932人。2019年度も78万8567人で1位でしたが、2020年度は人の流れが大幅に減っていたことがうかがえます。
新宿駅は、「乗降客数が世界一多い駅」としてギネス記録にも認定されている巨大駅。JR各線や地下鉄、小田急線や西武新宿線とさまざまな路線が通っており、地下通路などが迷宮じみているため新宿駅をモチーフとした「新宿ダンジョン」というゲームが作られたことも。2020年には東西自由通路が開通し、利便性が高まりました。
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