もともと小説作品であった「デジタル・デビル・ストーリー」をもとに制作された、ゲーム「女神転生」シリーズ。悪魔との契約や悪魔合体といった秀逸なゲームシステム、現実世界とリンクするビル群の中で悪魔と戦い、運命に翻弄される物語は根強い人気を誇っています。

　そこで今回は、「真・女神転生シリーズの中で、あなたが一番好きなタイトルは？」という人気投票を実施します。あなたが最も思い入れのある作品にぜひ投票してください！

　それでは、アンケート対象となっている各タイトルのご紹介です。

真・女神転生

　スーパーファミコン用タイトルとして発売された、記念すべき「真・女神転生」シリーズ第1作。前身である「女神転生」シリーズのシステムなどはそのまま引き継ぎながらも、ゲーム内設定を一新して作られた作品です。

　舞台は、ゲーム発売年である1992年から数年後の近未来。コンクリートジャングルと称されていた東京を中心とした世界観は、異世界ファンタジーものが多かった当時、珍しいものでした。

真・女神転生II

　シリーズ2作目である本作は、1994年に発売。舞台は21世紀末と前作よりも時間軸が進んだ設定で、荒廃した世界観がベースになる一方、仮想現実などを含めた未来感を盛り込んだ雰囲気が特徴の作品です。

　このシリーズでは、悪魔合体で魔法を受け継ぐ魔法継承システムが導入されたほか、「ライト」「ダーク」や、カジノの追加など、いくつかのシステムに変更が加えられました。

真・女神転生III-NOCTURNE

　タイトルとしてはIIIを掲げていますが、前作の世界観を一新して制作された作品。2003年発売で、現代の東京を舞台として、悪魔によって世界が荒廃していく中での戦いを描いています。

　本作では「マニアクス」と銘打ち、追加要素を加えたバージョンを2005年に発売。また、データ差し替え版「マニアクス　クロニクルエディション」も存在。さらに2020年10月、HD REMASTER版のNOCTURNEが発売予定です。

真・女神転生IV

　前作から10年の時を経た2013年発売のタイトル。こちらも前作から直接続くものではなく、新たな世界観を構築しています。架空の国、東のミカド国から始まり、魔都・東京で悪魔たちとの戦いを繰り広げました。

　主人公が「サムライ」と呼ばれる悪魔退治専門の戦士となるなど、過去のナンバリングタイトルの中でも特別な位置付けの作品と言えます。2016年には続編である「FINAL」が発売。

真・女神転生if…

　「真・女神転生」の外伝となる作品で、「II」と同様1994年に発売されました。キャラクターのHPが0になっても復活できる「ガーディアンシステム」が特徴。

　その他、舞台を現代日本の学園としていることなどから、原作小説や前身「女神転生」の要素を踏襲していると見られます。後に発売される「ペルソナシリーズ」の原点とされる作品。

真・女神転生 NINE

　2002年発売で、世界の時系列は無印から「II」の間となっています。こちらもシリーズ外伝とされており、無印の世界からつながっていて、荒廃した東京から逃れるように仮想空間で過ごす人々の物語でした。

　主人公たちは、仮想空間内に現れて人間を襲う悪魔がもたらす事件の真相を追います。ハッキングで使用されるRTSシステムや、アイテムによる機能拡張などが特徴。

真・女神転生 STRANGE JOURNEY

　これまでのナンバリングシリーズや、外伝と全く違った世界観を構築した作品で、2009年に発売。南極に突如現れた巨大な亜空間「シュバルツバース」に迫る調査隊が、そこに存在する悪魔たちに対峙し奇妙な旅に挑む物語です。

　2017年には、本作に追加要素を加えたフルリメイク版「DEEP STRANGE JOURNEY」が発売。これが、現時点（2020年8月）でのシリーズ最新作となっています。

　以上が「真・女神転生シリーズ」の投票対象となります。1992年の発売以降、長く愛され続々と新作が発売されてきました。そして2021年には「真・女神転生V」の発売も決定！

　すでに公開されたティザーを見て、期待を膨らませているファンも多いでしょう。メガテン好きの人はぜひ、下記のアンケートから投票してくださいね！