『水曜日のダウンタウン』クロちゃんP解任＆罰ゲーム　「スカッとした」「罰CD買ったこっちも胸糞」と賛否両論

　12月25日に放送されたTBS系列のテレビ番組「水曜日のダウンタウン」で行われた、お笑い芸人・クロちゃんへの罰ゲームに、「スカッとした」や「見ていて不快になった」など、ネット上で賛否が分かれています。

　番組の企画「MONSTER IDOL」でアイドルグループ「豆柴の大群」をプロデュースしていたクロちゃん。クロちゃんの理不尽な選考理由から、発売する3種類のCDの売上でプロデューサー「続行」か「解任」か「解任＆罰」かを決めることになり、25日の生放送でプロデューサー解任と罰執行が決定しました。罰の内容が、クロちゃんを宙吊りにして氷水につける、というもので、水責めの拷問と同じ内容であったことから、不快感を示す声が見られました。

「MONSTER IDOL」とは

　同番組で行われた、アイドルプロデュース企画「MONSTER IDOL」は、クロちゃんがプロデューサーとなり、アイドルのオーディションを行うというもの。オーディションの選考はすべてクロちゃんが行い、アイドルグループ「豆柴の大群」の最終メンバー4人を選びます。

　12月18日の放送では、「自分が恋人になり、幸せにするため」といった理由で最終候補に残っていたカエデを落選させました。その後、デビューシングル「りスタート」のCD発売が発表され、CDの売上でクロちゃんの処遇を決めることに。その結果を25日の生放送で発表し、クロちゃんはプロデューサー解任と罰ゲームを受け、理不尽な理由で落とされたカエデが豆柴の大群に加入することも発表されました。

　クロちゃんのプロデューサー「続投ver.」CDの売上は2万3828枚、「解任ver.」CDは1万8231枚、「解任＆罰ver.」CDは3万1736枚となりました。

一番の盛り上がりは23時ごろ

　一番の盛り上がりを見せたのは23時50分ごろ。カエデの豆柴の大群加入が決まってからトレンド件数は急激に増えました。

　また、84.8%がポジティブな反応を示しており、カエデの加入をお祝いする人の声が多く見られました。

「カエデ加入ほんと泣けた 」理不尽に落とされたカエデ加入の発表に「最高のハッピーエンド」など喜びの声

　番組内で、「本気でアイドルを目指している」と涙ながらに語っていたカエデ。そんなカエデを「付き合いたいから」という理由で、豆柴の大群のメンバーから外したクロちゃん。18日の放送後のTwitterでは、「カエデがかわいそう」など、同情の声が多数みられました。

　そして今回のクロちゃんの解任が発表されたのと同時に、今後豆柴の大群のプロデュースを行うことになる音楽プロダクションWACKが、カエデのメンバー加入を発表し、喜びの声がネット上をにぎわせました。

拷問と同じ手法に「さすがにあの罰は度が過ぎてる」「みんな一緒なら何やってもいいって思ってない？」と非難

　宙吊りにして水につける、という水責めの拷問と同じ手法をテレビで放送しましたが、ネット上では、「さすがにあれは笑えない」や「罰CD買ったこっちまで胸糞悪くなった」など、度が過ぎているという意見も多く、「罰ゲームの内容は不快だった」と感じた人が多かったようです。

過酷な罰ゲームでも「クロちゃんだし」「医者の監修受けてる」　と番組を擁護する声も

　純粋にカエデのアイドルデビューを喜ぶ声や、罰ゲームに疑問を示す意見がある中、「一つくらい頭おかしい番組があってもいい」や「かわいそうとか微塵も思わない」などの声も見られました。また、「文句言う人たちがテレビをつまらなくしている」といった意見も。

　クロちゃんが受けた罰ゲームは、実際にとても危険なもので、安易にマネをする人が出ると、最悪死者を出しかねません。そういった内容の番組を公共の電波で放送することに疑問を持つ声と、あくまでもお笑い番組だからとする声で、賛否が分かれています。なお、番組内ではMCを務めたたむらけんじさんが「事前に医者と相談して決めた」という説明をしていました。

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