【グループ解説付き】あなたの好きな「ハロプログループ」はどれ？【人気投票実施中】

　ハロプロこと「ハロー！プロジェクト」は、1997年に行われたオーディション番組「ASAYAN」の企画をルーツとし、それ以来、多数の女性アイドルを輩出してきました。従来のアイドルとは異なるキレッキレのダンスパフォーマンスや、女子の本音をストレートにつづった歌詞は、大きな反響を呼びました。特に2000年代初頭には、「モーニング娘。」を発端とするアイドルブームを巻き起こし、「モーヲタ」や「ハロヲタ」と呼ばれる熱狂的なファンも誕生しました。

　そんなハロプロは、現在活動中のグループはもちろんのこと、惜しくも解散や活動休止となったグループも、今なおファンに感動を与え続けています。そこで今回、ねとらぼ調査隊では「あなたの好きなハロプログループは？」という人気投票を実施します。あなたがもっとも好きなハロプログループに、ぜひ投票してください！

　それでは、アンケート対象となっている「ハロプログループ」を紹介します。

モーニング娘。

　「モーニング娘。」は、もともとオーディション番組で落選した5人によって結成されたグループでした。お得感があり、親しみやすいアイドルという意味合いから、喫茶店の「モーニング」を名前に冠しています。1998年のメジャーデビュー以降、女性アイドルグループの歴史にさまざまな記録を刻み続けています。

　各時代でメンバーの入れ替わりを繰り返すモーニング娘。の魅力は、リーダーを務める人物によって、グループの雰囲気が一変する点。ゆえにファンは、次世代のモー娘。がどんなパフォーマンスを披露してくれるのかと、常に期待を膨らませています。

アンジュルム（旧スマイレージ）

　2009年に前身となるグループ「スマイレージ」が誕生。その後、変遷を経て、3期メンバーの加入を機に「アンジュルム」として再スタートを切りました。名前の由来は、日本語で天使と涙を意味する「Ange」と「Larme」を組み合わせた造語です。

　その名の通り、儚い雰囲気と天使のようなかわいらしさを持っているメンバーにピッタリですよね。彼女たちの強みは、アーティスト活動にとどまらず、幅広いフィールドで活躍できること。さまざまなシーンで見かけるたび、意外な一面にドキッとさせられます。

Juice=Juice

　2013年に結成された「Juice=Juice」。グループ名には、いつまでも新鮮な感覚で、個性を発揮してほしいという想いが込められています。結成当初から、女性ならではの視点で作られた楽曲を歌い、男性だけでなく女性ファンの心も掴んでいました。

　特に2019年に発表したシングル『「ひとりで生きられそう」ってそれってねえ、褒めているの？』は、多くの女性から支持を得ています。

つばきファクトリー

　2015年に結成した「つばきファクトリー」は、インディーズ活動を経て、2016年にメジャーデビューしました。切ない乙女心を歌う姿は、凛とした美しさと強さを秘めているツバキの花にそっくりです。

　アイドル戦国時代と言われている状況下では珍しく、あえてガツガツ攻めないゆるやかなスタイル。だからこそ、ほんわかした雰囲気に癒され、心惹かれているファンは多いのではないでしょうか。

BEYOOOOONDS

　「BEYOOOOONDS」は、令和のアイドルシーンを代表するグループの1つです。ハロプロ研修生から選ばれたメンバーにより結成された「CHIKA#TETSU」と「雨ノ森 川海」というタイプの異なる2つのグループ内ユニットと、「ハロー!プロジェクト“ONLY YOU”オーディション」で選ばれた、どちらのユニットも兼任しない専属メンバーから構成されています。

　CHIKA#TETSUは、歌やダンスでの表現を得意とするパフォーマンス集団。一方の雨ノ森 川海は、高い演技力でショーを披露する小劇団的グループ。そこへ専属メンバーたちの魅力も加わり、歌・ダンス・舞台芸術が高度に融合。彼女たちのステージを一目見れば、その豊かな表現力に圧倒されます。

太陽とシスコムーン→T&Cボンバー【解散・活動停止】

　1999年にデビューした「太陽とシスコムーン」は、異色の経歴を持つメンバーで結成しました。元ソウルオリンピック日本代表、元大阪パフォーマンスドールのフロントメンバー、民謡小湊流の家元、中国遼寧省出身。4人それぞれが違う持ち味を生かし、輝きを放っていました。

　しかし、2000年に「T&Cボンバー」に改名した後、ファンに惜しまれながら解散。今もなお、一夜限定の再結成ライブ、ハロプロの記念イベントの際には、ファンを熱狂させています。

シェキドル【解散・活動停止】

　2000年、北上アミさんと大木衣吹さんの2人によって「シェキドル」が結成。アイドル色を取り入れた楽曲がヒットする中、ロックのテイストを全面に押し出した彼女たちの楽曲は、アイドル好きに衝撃を与えました。

　軽快なメロディーに合わせて情熱的に歌う様子は、他のハロプロメンバーと一線を画す存在に。2002年に解散しましたが、今でも多くの人々の記憶に残っているのではないでしょうか。

W（ダブルユー）【解散・活動停止】

　2004年、辻希美さんと加護亜依さんの「モーニング娘。」卒業と同時に、2人による新ユニット「W（ダブルユー）」が結成。明るいキャラクターと、かわいらしいルックスを兼ね備えた2人は、音楽番組だけでなくバラエティー番組でも活躍し、お茶の間にたくさんの元気と笑顔を届ける人気者になりました。

　しかしながら諸々の事情が重なり、2007年には事実上の解散状態に。ですがその後、2019年に行われたハロプロのイベントで辻さんと加護さんが13年ぶりの共演を果たし、往年のファンを熱狂させました。

ココナッツ娘。【解散・活動停止】

　1999年、約1500人が応募したオーディションの最終審査が行われ、ハワイ出身の女子高校生5人が合格。彼女たちで結成したグループが「ココナッツ娘。」です。南国のイメージで作られた楽曲を快活に歌い、新たなアイドル文化の到来を感じさせてくれました。

　また、ハワイ版のモーニング娘。をコンセプトとし、当時、出演した音楽番組でモーニング娘。の代表曲を英語バージョンで披露。普段とは異なるテイストで歌い上げる姿は、大きな話題になりました。

美勇伝【解散・活動停止】

　当時、モーニング娘。に所属していた石川梨華さんを中心に、2004年、3人組のユニット「美勇伝」が結成。シングルのジャケットの他、コンサートや音楽番組において、セクシーな衣装をまとい、ファンを驚かせました。

　中でも、7枚目のシングルで披露したバニーガール姿は、ファンに大きなインパクトを与えます。露出の多さについては賛否両論が飛び交いながらも、着実にファンを虜にしていたことは明白です。

アイスクリー娘。【解散・活動停止】

　「アイスクリー娘。」は、台湾出身の6人のメンバーが所属していたグループです。2008年、ハロプロにとって初の海外オーディションが開催され、台湾と日本の2カ国で活動を開始しました。

　2009年に日本で発売されたミニアルバム、「1st最高！」は、モーニングコーヒーや恋愛レボリューション21など、モーニング娘。の代表曲の中国語バージョンが収録され、話題になりました。2010年に事実上の解散となって以降も、彼女たちの生歌を聴きたいと熱望している方は多いでしょう。

SI☆NA【解散・活動停止】

　2008年、ハロプロ関西のメンバー4人によって、「SI☆NA」が発足しました。アイドル特有のスター性を持っていながらも、親しみやすい雰囲気があり、2011年の解散に至るまで、関西エリアで多種多様なイベントに出演しています。

　ショッピングモールやライブハウスなど、いかなるロケーションでも全力で観客と向き合う様子には、多くの共感が集まりました。思い返せば、会いに行けるアイドルをいち早く、実践していたことになりますね。

大小姐【解散・活動停止】

　「大小姐」は、上記のハロプロ初の海外オーディションで誕生しました。メンバーは、フランシスさんと愛子さん、台湾出身の女子小学生2人です。2009年にデビューした際には、ハロプロ最年少のユニットとして注目の的となりました。

　純真無垢な彼女たちは、地元・台湾でイベントの出演依頼が殺到し、たくさんの人々に希望や、癒しを与えていたようです。

Berryz工房【解散・活動停止】

　「Berryz工房」は、2014年に活動10周年を迎えました。彼女たちの持ち味は何と言っても、お祭り騒ぎのようにライブ会場を盛り上げるパフォーマンス力。自由奔放にステージ上を駆け回る光景に観客のテンションが上がります。

　現在は無期限活動休止の状態になっていますが、いつの日か新生・Berryz工房によるエンターテインメントを見たいと思う人は多いでしょう。

℃-ute【解散・活動停止】

　「℃-ute」は、Berryz工房とともに、2000年代初頭ハロプロの中核を担っていました。しかし、その魅力は対照的。ステージ上で自由奔放なBerryz工房に対し、℃-uteは一糸乱れぬ統率力と団結力を活かしたパフォーマンスを披露。

　まるでチアリーディングを彷彿とさせるような、非常に高度なパフォーマンスが魅力でした。2017年に解散した後は、メンバーそれぞれが、新たな夢に向かって歩みを進めています。

カントリー娘。→カントリー・ガールズ【解散・活動停止】

　1999年、農業と芸能活動、二足のワラジをはくユニットとして「カントリー娘。」が結成されました。2014年から新体制に移行し、カントリー・ガールズとして再始動。世界に通用するアーティストを目指して躍進していましたが、2019年に活動休止となりました。

　里田まいさんや嗣永桃子さんなど、新旧さまざまなメンバーがいつか一堂に会する機会を、ファンは期待してしまいますね。

こぶしファクトリー【解散・活動停止】

　2015年に誕生した「こぶしファクトリー」は、厳しい冬を耐え抜いて春に咲き誇る花・コブシのごとく、優美さと力強さを携えたグループを目指していました。実際に、数々の苦難を乗り越えながら、彼女たちはアイドルの道を突き進み、才能を開花させました。

　しかし、2020年3月30日をもって、惜しまれつつも解散。長年にわたって、ハロプロを応援してきたファンにとっては、思い入れの強いグループの1つではないでしょうか。

まとめ

　かつて女性アイドルグループのファンは、男性だけというイメージが定着していました。しかし、モーニング娘。のデビュー以降、そのイメージは覆され、ハロプロを応援する女性は現在もなお増加しています。これは、「かわいいだけでアイドルは成立しない」という強い信念を持って活動してきた、ハロプロのメンバーの軌跡といえるでしょう。

　今回紹介してきたハロプログループは、間違いなく日本のアイドル史に残る存在。あなたの心と記憶に残るハロプログループにぜひ、ご投票よろしくお願いいたします。

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