【絵本屋さん大賞】歴代1位受賞作品で一番好きな絵本は?【人気投票実施中】
絵本や児童書を紹介している雑誌『月刊MOE』では、毎年全国の絵本専門書店・書店の売り場担当者にアンケートを実施し、最も支持された絵本を決定する「絵本屋さん大賞」を発表しています。
近年の絵本業界は大人をターゲットとした作品も数多く登場し、出版不況の中にあっても、安定した盛り上がりを見せています。シンプルでリズムがいい文章や、見ているだけでわくわくするイラストなどに癒やされている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「『絵本屋さん大賞』歴代1位受賞作品で一番好きな絵本は?」というアンケートを実施します。自分で読んでみておもしろかった作品や、お子さんがハマっていた作品にぜひご投票ください! まずは、編集部がピックアップした3冊の絵本を紹介します。
くまとやまねこ
『くまとやまねこ』は脚本家・湯本香樹実さんの優しい文章と、絵本作家・酒井駒子さんの深みあるイラストがあたたかい絵本です。親友をなくした悲しみから立ち直れず、1人部屋に閉じこもり塞ぎ込んでいたくま。そんなくまがやがて悲しみを乗り越え、再生して行く物語。
作者の湯本さんは小説も手がけており、『夏の庭 The Friends』では、児童文芸新人賞、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞など4つの賞を獲得しました。
またイラストを担当した酒井さんは、ブラティスラヴァ世界絵本原画展での金牌賞やPITCHOU賞(フランス)、銀の石筆賞 (オランダ)を受賞しています。
つみきのいえ
短編アニメを元にリメイクされた絵本である『つみきのいえ』。原案のアニメは世界中の映画祭・映画賞で20冠を達成しており、第81回アカデミー短編アニメ賞を受賞した初の日本作品でした。
絵本はアニメの監督である加藤久仁生さんと、脚本担当の平田研也さんによる書きおろし。
ほとんど水没してしまった街で1人暮らすおじいさん。海面が上昇するたびに、おじいさんは古い家の上に新しい家を、まるでつみきを重ねるように建て増します。一見すると寂しそうな暮らしを送るおじいさんですが、海の中には彼の人生の思い出が詰まっているのでした。
りんごかもしれない
『りんごかもしれない』はイラストレーター・絵本作家のヨシタケシンスケさんによる絵本。ある日、男の子がりんごを見て、「もしかしたらこれは、りんごじゃないのかもしれない」と疑うところから、絵本は始まります。
りんごじゃないなら一体何なのか、男の子の豊かな発想に引き込まれる、ユニークでアイディア溢れる絵本。
作者のヨシタケさんは本作が初のオリジナル絵本作品となり、その後もたくさんの絵本を世に送り出しています。ユーモラスで笑えて、でも少し哲学的、そして時には考えさせられる作品に魅了されている人は多いのではないでしょうか。
「絵本屋さん大賞」1位受賞作品で好きな絵本は?
ここまで3冊の絵本をピックアップして紹介しました。選択肢には『月刊MOE』の「絵本屋さん大賞」で第1位を獲得した14冊の絵本を用意しています。また、投票した絵本の好きなポイントや印象的なところ、思い出やエピソードなどがありましたら、ぜひコメント欄にお寄せください。それでは、ご投票よろしくお願いします!
参考
- 絵本屋さん大賞/『月刊MOE』
- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 /湯本香樹実
- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 /酒井駒子
- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 /夏の庭 The Friends
- 酒井 駒子(Komako Sakai)/絵本ナビ
- つみきのいえ/絵本ナビ
- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 /つみきのいえ
- りんごかもしれない/絵本ナビ
- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 /ヨシタケシンスケ