日本を代表する漫画界の巨匠「ちばてつや」さん。代表作には『あしたのジョー』や『おれは鉄兵』などがあります。骨太で体温を感じさせる人間ドラマを多く描き、今も世代を問わずに読者の心を捉え続けています。
そこで今回は「ちばてつやの漫画で一番好きなのは?」というテーマでアンケートを実施します。ここではまず、代表的な3作品を見てみましょう。
あしたのジョー
週刊少年マガジンで1968年~1973年に連載された『あしたのジョー』。原作は高森朝雄(梶原一騎)さんで、ちばてつやさんは作画を担当しています。言わずと知れたボクシング漫画の金字塔で、累計発行部数は2500万部以上。
主人公である矢吹丈と力石徹との関係性を中心に、数々のライバルとの戦いを描いた本作。連載当時は社会現象となるほどの人気を集め、「戦後最大のヒットマンガ」の一つにも数えられています。
おれは鉄兵
週刊少年マガジンで1973年~1980年に連載された『おれは鉄兵』。主人公の上杉鉄兵は中学生でありながら大酒飲みで、イカサマ師、女好きという、かなり奔放なキャラクターです。そんな鉄兵が、父親の実家や学園で繰り広げる様々な騒動や、破茶滅茶なやり方で剣道に打ち込んでいく姿を描いた作品となっています。
この作品が描かれた背景には、連載当時から目立つようになった、塾通いで友達と遊べない子や、テレビばかり見ている東京近郊の子どもたちへの憂いがあったそうです。
紫電改のタカ
週刊少年マガジンにて、1963年~1965年に連載された『紫電改のタカ』。太平洋戦争末期に、防空戦で奮戦した戦闘機「紫電改」に搭乗するパイロット達を中心に描いた戦記漫画となっています。
主人公の青年パイロット・滝城太郎は、大胆不敵な新戦法で敵を攻め、やがて撃墜王となっていきますが、終戦を目前に特攻隊員として出撃していきます。戦う軍人や航空機を美しく勇ましく描写するのと同時に、死と隣り合わせの戦争の中で奮闘する若者達の苦しみを描くことで、戦争の表と裏を見せつける人気作となりました。
「ちばてつや」の漫画で一番好きなのは?
これらの他にも、数々の名作を世に送り出してきたちばてつやさん。あなたが最もお気に入りの作品について、理由やエピソードもあわせてぜひ教えてくだささい!
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