「国内スタートアップ想定時価総額ランキング」が発表 ディープラーニングなど先端技術の研究・開発を行う企業が第1位に
フォースタートアップスは、国内スタートアップ動向に関する調査を実施。同社が運営する「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」にて、2020年10月2日時点での「国内スタートアップ想定時価総額ランキング」を発表しました。
スタートアップとは新たな事業に取り組むために起業された会社のこと。広義ではベンチャーとも呼ばれ、最近では欧米に倣って日本でも「スタートアップ」と呼ばれるようになってきています。
革新的な技術やイノベーションの創出を目指して事業に取り組む、今注目のスタートアップはどんな企業なのでしょうか。ランキングTOP3を見ていきましょう。
第3位:スマートニュース
第3位となったのは「スマートニュース」。時価総額は1241億円でした。
2012年6月に設立された同社は、スマートフォン用のニュースアプリ「SmartNews」の配信で知られています。同アプリは、数多くのニュースメディアをユーザーが自由に追加できるほか、一度取得したニュースは電波のないところでも読めるのが特長。世界各国で配信されており、これまで5000万以上のダウンロードを記録しています。
第2位:クリーンプラネット
第2位は「クリーンプラネット」がランクイン。時価総額は1298億円でした。
「安全、安定、安価」な新しいクリーンエネルギーの開発とその普及を使命とするクリーンプラネットは、2012年9月に設立されました。現在は、従来の水素エネルギーに比べてエネルギー出力の効率がよいとされる「量子水素融合を用いた量子水素エネルギー」の実用化研究を東北大学と連携して行っています。
第1位:Preferred Networks
そして第1位となったのは「Preferred Networks」。時価総額は3572億円でした。
2014年3月に設立された同社は、深層学習(ディープラーニング)を中心とした先端技術の研究と開発を行っています。その分野は製造業、交通システム、バイオヘルスケアなど幅広く、トヨタやファナック、国立がん研究センターといった企業や組織とも提携してイノベーションの実現を目指しています。
今回のランキングでは、IT分野のほか環境・エネルギー分野で活躍するスタートアップも多く目立っていたようです。
ほかにはどのようなスタートアップ企業がランクインしていたのか、気になる方は次のページをご覧ください。
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