飲食店の倒産、上半期ベースでは過去最多 業態別では「酒場・ビヤホール」に最も影響

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 2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による政府による外出自粛要請や、それに伴う飲食店などサービス業への打撃が大きな年となりました。

 帝国データバンクは2020年度上半期(4月~9月)の飲食店事業者の倒産動向について集計・分析し、その結果を発表しました。

 新型コロナウイルスによる影響で上半期ベースでは過去最多となった飲食店の倒産。業態別でみるとどのような結果となったのか、紹介していきます。

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第3位:西洋料理店

 第3位となった業態は西洋料理店でした。イタリアンやフレンチなどのレストランが54件(構成比13.8%)という結果に。お店ででき立てをデシャップしてもらい、説明を受けて食べるお店も多く、そういった店員によるサービスを受けられない状態となったことも要因にあげられそうです。

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第2位:中華・東洋料理店

 第2位は中華・東洋料理店です。ラーメン店やカレー店、焼肉店、餃子店などを含む業態で、多くの飲食店が問題として抱えている家賃や、スペースが狭いお店ではソーシャルディスタンスの観点から入れる客数を制限せざる負えないことなどが要因の一つと考えられます。

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第1位:酒場・ビヤガーデン

 そして第1位は居酒屋やビヤホールのほか、焼き鳥店、おでん店、もつ焼き店などを含む「酒場・ビヤガーデン」でした。居酒屋などは夜の時間帯に営業しているため、夜遅くまでの営業を控えるように要請されたお店は大打撃となったでしょう。さらにビヤガーデンは繁忙期である夏に多くの人がにぎわいを見せますが、今年はそういったことができず、倒産してしまったものと思われます。

 

 ここまでは2020年度上半期に倒産した飲食店の業態別ランキングTOP3を紹介してきました。

 2020年10月12日時点での新型コロナウイルス関連倒産は602件発生しました。内訳をみると、飲食店が最多の86件。新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響は、2020年度下半期においても引き続き飲食業界に波及していくと思われます。

 「Go To」キャンペーンなど、飲食業や宿泊業への需要喚起が始まっており、「Go To Eat」キャンペーンは下半期である10月1日からの開始されましたが、新型コロナウイルスの影響は避けられず、困窮している飲食店へ抜本的な解決策は未だ無い状態。テイクアウトやデリバリーの活用など、できることで飲食業への応援をしていきたいですね。

 それでは、公開された全順位は次のページからご覧ください。

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