北海道、岩手県に次いで、国内3位の面積を誇る福島県。豊かな自然はもちろん、喜多方ラーメンや会津塗、赤べこなどでも知られていますよね。そんな福島県の人口は、2020年の国勢調査によると約183万人となっていますが、各市町村における分布状況はどのようになっているのでしょうか？

　そこで今回は、総務省統計局の国勢調査をもとに「福島県で人口の多い市町村ランキング」を紹介します。なお、双葉町は該当データがないことから、ランキング対象外としています。

（出典：総務省統計局「令和2年国勢調査 」）

第3位：福島市（28万2693人）

　第3位は「福島市」でした。人口は28万2693人で、県全体の人口において約15.4%を占めています。

　県北部に位置する福島市は、同県の県庁所在地。山形県や宮城県とも隣接しており、周囲を吾妻連峰の山々や阿武隈高地に囲まれた自然豊かな街です。ももやりんごなど四季折々の果物を楽しめるエリアで、特に日本なしの産出額は全国トップクラスになるほど生産が盛ん。また、「福島の桃源郷」とも称される「花見山」は、春になると梅や桜などの花々が咲き誇る絶好の花見スポットとして知られており、毎年多くの人が訪れています。

第2位：郡山市（32万7692人）

　第2位は「郡山市」。人口は32万7692人で、県全体の約17.9%が集まっています。

　県の中央部にある郡山市は、国内で4番目に大きい猪苗代湖に面しており、夏になるとキャンプや湖水浴を楽しむ人々でにぎわいます。また濃厚な醤油の黒いスープが楽しめるご当地ラーメン「郡山ブラック」をはじめとしたラーメン激戦区としても知られているほか、明治時代から鯉の養殖が盛んに行われ全国有数の生産量を誇ることから、街中には鯉料理を楽しめるお店が点在。アクティビティーからグルメまで、さまざまな楽しみ方ができる街となっています。

第1位：いわき市（33万2931人）

　第1位は「いわき市」でした。人口は33万2931人で、県人口の約18.2%が集まっています。

　県の東南部に位置するいわき市は、茨城県との県境に位置する街。市の面積は1232.26平方キロメートルと広大で、東京23区（627.53平方キロメートル）の約2倍の大きさを誇ります。太平洋に面していることから漁港も多く、新鮮な旬の海産物をいつでも味わえるほか、トマトのテーマパーク「ワンダーファーム」では特産品のトマト狩りなどを楽しむことも。また、映画「フラガール」の舞台となった「スパリゾートハワイアンズ」があることでもおなじみです。

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