2022年2月時点で、約1400万人の推計人口を擁する東京都。その面積は都全体で2194.05平方キロメートルですが、東京都には23区や市だけでなく、町や島しょ部の村も存在しています。そんな東京都において、各市区町村の面積はどのようになっているのでしょうか？

　そこで今回は、国土地理院の資料をもとに「東京都の面積が大きい市区町村ランキング」をお送りします。

出典：国土交通省 国土地理院「令和3年 全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」

第3位：小笠原村（106.88平方キロメートル）

　第3位は「小笠原村」でした。面積は106.88平方キロメートルです。

　小笠原村は、東京から約1000キロメートル南にある30ほどの島々からなる小笠原諸島で構成されたエリア。そのなかには、日本最南端の島である「沖ノ鳥島」や最東端の「南鳥島」といった、日本にとって欠かせない島々もあります。小笠原諸島には豊かな自然や独自の生態系が残っていることから、2011年には世界自然遺産にも登録されました。なお、いまも人々が生活を営んでいるのは父島と母島のみとなっています。

第2位：八王子市（186.38平方キロメートル）

　第2位は「八王子市」。面積は186.38平方キロメートルで、東京都の市部では最も大きい面積を誇ります。ちなみに最も小さい市は、6.39平方メートルの狛江市です。

　神奈川県との県境にも接する八王子市は、JR中央線やJR横浜線、京王線などが市内を通っており、都心をはじめとしたさまざまな場所へのアクセス性も高いエリア。2020年の国勢調査においては、約58万人の人口を記録しました。また、ミシュランガイドにおいて三ツ星を獲得した「高尾山」をはじめとした自然も多く残っています。

第1位：西多摩郡奥多摩町（225.53平方キロメートル）

　第1位は「西多摩郡奥多摩町」でした。その面積は225.53平方キロメートルで、東京都全域の約10%を占めています。都庁のある新宿区（18.22平方キロメートル）と比べると、約12倍の大きさです。

　奥多摩町は東京都の最西端に位置している町で、埼玉県や山梨県とも隣接しています。町の全域が1都3県にまたがる「秩父多摩甲斐国立公園」に含まれており、雄大な渓谷や山々、鍾乳洞など自然が作り出す景色を目にすることができます。

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