「卒業=桜」のイメージは、いつごろできたの?

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 あなたの朝がいつもイイ朝でありますように—ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。テーマは「卒業式の歴史」です。

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解説

 『卒業式の歴史学』の著者で、「卒業式」をテーマに研究されている有本真紀さんによると、日本の卒業式は「日本特有の学校文化」と言えるそうです。

 日本の卒業式の歴史は1876年(明治9年)、現在の東京・新宿にあった陸軍戸山学校で始まったそうです。翌年には東京大学で初めての卒業式が行われ、その後、他の公立学校などでも行われるようになりました。

出典:ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」

 当時の卒業式は、「試験の場」や「成果発表の場」という意味合いが強かったそうです。その後、1892年に全国の小学校が4月始まりで統一され、同時に「卒業式=3月」というスタイルが全国化されて行きます。卒業式が3月に行われるようになると、「卒業=桜」のイメージもつきました。

 やがて卒業式は、現在のような「学校生活の集大成」として位置付けられるようになります。同時に、卒業生や教職員の方々の感情も伴うものになり、これが「涙の卒業式」の始まりと考えられています。

 戦後になると、卒業式は「学校生活最大の節目」として重視されるようになり、より感動的な卒業式を目指す傾向が強まって行ったそうです。

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番組情報

羽田美智子のいってらっしゃい
毎週月曜〜金曜 7:37 – 7:42番組HP
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・

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