北海道に次いで全国の都道府県で2番目に大きい面積を持つ、東北地方に位置する岩手県。県内には33の市町村がありますが、その中でも特に面積が大きいのはどの自治体なのでしょうか。

　そこで今回は国土地理院のデータを基に、「岩手県で面積が大きい街ランキング」を紹介します。さっそく、上位の3市から見てみましょう。

（出典：国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調」）

第3位：奥州市

　第3位は「奥州市」。面積は993.3平方kmとなっています。2006年に江刺市・水沢市・胆沢町・前沢町・衣川村の5市町村が合併して誕生した奥州市。面積の半分以上が林野となっており、西部にある焼石連峰にはブナの原生林も多く残っています。また旧江刺市内にある「歴史公園えさし藤原の郷」は、1993～1994年に放送されたNHKの大河ドラマ「炎立つ」のオープンセットを残したテーマパークで、現在も大河ドラマなどのロケ地としてしばしば使用されています。

第2位：一関市

　第2位は「一関市」。面積は1256.42平方kmです。2005年に旧一関市と花泉町・大東町・千厩町・東山町・室根村・川崎村が合併し、さらに2011年には藤沢町を編入して、現在の市域となりました。東北地方のほぼ中央に位置し、仙台と盛岡の中間地点にあることから、「中東北の拠点都市」としての役割を担っています。

第1位：宮古市

　そして第1位は「宮古市」でした。面積は1259.15平方kmで、2位の一関市とは僅差となっています。2005年に旧宮古市と田老町・新里村が合併してできた自治体で、2010年には川井村を編入しました。総面積の約9割が森林ということもあり市内には自然公園の指定を受けているエリアもあるなど自然豊かで、沿岸部には本州最東端の地であるトドヶ崎があります。

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