「古畑任三郎」スペシャルドラマの神回といえば?【2022年版人気投票実施中】
「古畑任三郎」は、1994年から断続的に放送された刑事ドラマです。第3シリーズまで続き、スペシャルドラマも複数回制作されるなど、フジテレビを代表する人気作の一つといえるでしょう。2021年4月に主演の田村正和さんが亡くなった後も、人気作が再放送されたり「隔週刊 古畑任三郎DVDコレクション」が発売されたりと、その人気は衰えを知りません。
そこで今回は、「『古畑任三郎』スペシャルドラマで神回だと思うのは?」という人気投票を実施します。あなたが「これは神回だった!」と思うスペシャルドラマのエピソードはどの回ですか? まずは、3本のエピソードを抜粋して紹介します。
古畑任三郎 vs SMAP
1999年1月放送の「古畑任三郎 vs SMAP」は、ジャニーズグループ・SMAPの5人がそのまま本人役を演じ、全員が犯人となった衝撃の回です。とある事情により1人の男から脅されていた草彅剛さんを守るため、メンバー5人で協力して男を殺害。緻密にアリバイを練りましたが、古畑を前に少しずつほころび始めます。
コンサートの日の出来事ということもあり、ライブシーンも挿入されるなどSMAPファンにはうれしいシーンも満載。また、石井正則さん扮する刑事・西園寺の初登場回でもあります。
黒岩博士の恐怖(緒形拳)
1999年4月に、第3シリーズ開始直前に放送されたスペシャルドラマ。死体の肛門に次の犯行予告らしきおみくじが詰め込まれている、という猟奇的な連続殺人事件が発生しますが、被害者や手口に共通点がなく捜査は難航。古畑は、全ての被害者の検案を担当した監察医の黒岩に疑念を抱きます。
このエピソードで犯人の黒岩を演じたのは、緒形拳さん。田村さんと緒形さん、2人の名優による応酬は、思わず息をするのを忘れてしまうほど圧巻。小気味よい語り口で少しお茶目な黒岩は、緒形さんならではの味が出ていましたよね。
今、甦る死(藤原竜也、石坂浩二)
2006年1月に放送された「古畑任三郎ファイナル」の1作目。鬼切村の名家・堀部家では、裏山の開発を巡って兄弟が対立することに。ひょんなことから小学生時代に自由研究として「人の殺し方」をつづったノートを見つけた弟・音弥は、ノートに記されていたトリックを使用して兄を殺害。そして古畑が捜査に訪れることになります。
メインゲストは、藤原竜也さんと石坂浩二さん。市川崑監督の金田一耕助シリーズで石坂さんが主演を務めていたこともあり、不審死がわらべ歌にあてはまるというネタには思わずニヤリとさせられます。「先に犯人と犯行の全貌を提示する」という倒叙ものがベースとなっている「古畑任三郎」シリーズですが、この回は少し趣向が異なっていることも特徴的なエピソードです。
「古畑任三郎」スペシャルドラマで神回だと思うのは?
ここまで、「古畑任三郎」のスペシャルドラマから3本を紹介しました。ほかにも、苦い結末となった「すべて閣下の仕業」、SMAPと同じくイチローさんが本人役として出演した「フェアな殺人者」など、いずれも名作ぞろいですよね。あなたの一番好きな「スペシャルドラマ」のエピソードに、ぜひ投票をお願いします。また、それぞれのエピソードの感想なども、コメント欄でお待ちしています!