「小児科」が多い都道府県ランキング! 1位は「鳥取県」【子ども10万人あたり/2020年版】
乳幼児や学齢期の子どもは、大人に比べて病気になったりケガをしたりする頻度が高いもの。そんなときに、かかりつけの小児科があると安心ですよね。その一方で小児科医はなり手が少なく、人員確保が課題にもなっています。
そこで今回は、厚生労働省のデータをもとに「子ども(15歳未満)10万人あたりの小児科の数が多い都道府県」のランキングを紹介します。なお「小児科」には、小児科のみを扱う医療機関のほか、複数ある診療科目のなかでも小児科を主に扱っている医療機関を含んでいます。
(出典:厚生労働省「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」)
第2位:東京都(166カ所)
第2位は「東京都」。子ども10万人あたりの小児科の数は166カ所です。
日本の人口は東京都に集中していることもあり、2021年10月時点の子どもの人口は155万3000人と全国最多。これは2位の神奈川県と比べると、約50万人の差があります。そんな東京都には設備の整った大病院も多数あり、「東京都立小児総合医療センター」「国立成育医療研究センター」など子どもの病気を専門に扱うところも。また都によると、夜間や休日に軽症の患者に対応できる「小児初期救急医療機関」が、2021年8月時点では80カ所以上あるとしています。
第1位:鳥取県(182.4カ所)
第1位は「鳥取県」でした。子ども10万人あたりの小児科の数は182.4カ所です。
今回のランキングにおける全国平均は119.7カ所で、鳥取県はそれを60カ所以上も上回っています。なお、子ども10万人あたりの小児科専門医数も144.4人と、全国平均の94.3人を大きく上回り全国トップを記録しました。
そんな鳥取県では、県内5カ所で「小児科休日夜間急患診療体制」を整えているほか、急な病気やケガについて電話で相談できる「とっとり子ども救急ダイヤル」も用意。また6歳程度までの子どもを想定した「小児救急ハンドブック」を作成しており、子どもの具合が急に悪くなったときの看護のポイントや受診の目安を説明しています。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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