「地震」が少ない都道府県ランキングTOP30 1位は「佐賀県」【2021年版】
日本は地震大国であり、日本全国どこにいても地震との付き合いは避けられません。2021年も多数の地震が起きましたが、とりわけ地震が少なかったのはどの都道府県だったのでしょうか?
そこで今回は気象庁のデータをもとに「2021年に地震が少なかった都道府県ランキング」を紹介します。このランキングは、2021年1月1日から12月31日までの間に起こった「最大震度1以上の地震の回数」が少なかった順に並べたもの。各順位()内の数値は、地震の回数を示しています。
(出典:気象庁「震度データベース検索」)
第2位:福井県(16回)
第2位は「福井県」でした。2021年における最大震度1以上の地震の回数は16回です。
北陸3県の中で見ていくと、福井県が最も少なく、次いで富山県は23回で9位に。その一方で石川県は89回と比較的多い回数を記録しており、北陸の中でも差があるようです。
また、同データベースにて過去100年間(1922年~2021年)で震度5弱以上の大きな地震を観測した回数を見ると、福井県は全国14位となる6回を記録。2020年9月に福井県内陸部で最大震度5弱の地震を観測しており、これは1963年に起きた「越前岬沖地震」以来の大きな揺れとなりました。1948年に発生した「福井地震」は、震度の指標が見直され最大値となる「震度7」が追加される契機となった災害としても知られています。
第1位:佐賀県(8回)
第1位は「佐賀県」でした。2021年における最大震度1以上の地震の回数は8回です。
2021年において最も地震の回数が多かったのは、桜島やトカラ列島のある「鹿児島県」。その回数は718回と、佐賀県の約90倍の頻度で地震が起こっている計算となります。同じ九州内でも大きな違いがあることがうかがえますね。
ちなみに、過去100年間(1922年~2021年)の佐賀県内における震度5弱以上の地震回数は3回。2005年に起きた地震において、記録上では県内初めてとなる震度6弱を観測しています。また南海トラフ地震による津波被害想定もゼロと試算されるなど、佐賀県は地震や津波などの災害リスクが全体的に低くなっているようです。
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