「浅野いにお」作品人気No.1を決めよう! 【人気投票実施中】
人々の日常を舞台にしつつ、登場人物のちょっとした感情の動きやすれ違い、さらに時代に漂う空気感まで表現する漫画家・浅野いにおさん。映画にもなった『ソラニン』をはじめ、独特の味わいで人気を博しています。また、作品中にちりばめられる「闇」にハマる人も少なくありません。
そこで今回は、「あなたが好きな浅野いにお作品は?」という人気投票を実施します! 読者の年齢により受け取り方がまったく変わる、と評されることも多い浅野いにお作品。あなたがもっとも心に残った作品はなんですか? まずは代表的な作品を抜粋して解説付きで紹介します。
素晴らしい世界
浅野いにおさんのもっとも初期の作品。初々しさを感じさせる絵柄で、短編集であるもののそれぞれの作品がゆるくリンクする形で描かれています。日常系のストーリーがメインではありますが、胸に刺さる話も多く定期的に読み返したくなること請け合い。
デビュー間もない20代前半の作者の感性がビシバシ発揮されており、クセになる後味があります。
ソラニン
2005年から06年にかけて連載された作品。浅野いにおワールドに初めて触れる人でも読みやすい恋愛漫画で、10年には宮崎あおいさん主演で映画化されました。大人にならなければならないけれど、足踏みしたり立ち止まったりしてうまくいかない若者の、ちょっと気だるげな日常の描写が共感を呼びます。
作品名のソラニンはじゃがいもの芽にある毒を指しており、主人公の彼氏・種田が残した曲のタイトルでもあります。
おやすみプンプン
2013年に完結した作品で、全13巻が発売されています。主人公のプンプン一家のみラクガキ風の鳥のような姿で描かれ、周囲から浮きまくっているシュールな画風が特徴。
プンプンと闇を抱えたヤバすぎるヒロイン・愛子ちゃんが小学生から大人へとなる過程で、鬱な展開へズルズルと引き込まれていく「鬱漫画」として有名です。
うみべの女の子
2009年から2013年にかけて連載された作品。どこかさびれた雰囲気が漂う海辺の街で、ひそかに体の関係を持ちつつ暮らす中学生の少年少女の日常を描いています。性的な描写が多く、ほかの作品とは一線を画す雰囲気です。しかし、直接的な描写の中に微妙な心の揺れ動きも垣間見える、隠れた名作です。
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
2014年にビッグコミックスピリッツで連載が始まった作品。東京の上空に巨大な円盤が出現し、多数の死傷者が発生。SFのような地球侵略が日常となった世界を、主人公の少女・小山門出を中心に描いています。
仕事のために外出して以来行方不明の父、環境汚染を極度に恐れる母など、秀逸な社会描写が印象的。
その他
投票対象となる、浅野いにおさんの代表作を紹介しました。緻密な描写とオンリーワンの世界観を持った浅野いにお作品。その魅力にハマる人は少なくありません。なお選択肢には他の4作品もリストアップしています。
また、選択肢にない漫画が好きという人は、その他への投票した上で、コメント欄で作品名を書き込んでください。それでは下のアンケートより投票をお願いします。