和食の丼物として、かつ丼や天丼と並んで人気が高い「親子丼」。家庭でも手軽に作れる料理ですが、やはり専門店で食べるとひと味もふた味も違うものです。今回は「東京で親子丼が一番うまいと思う店はどこ？」というテーマについて考えてみましょう。

　親子丼の名店としてまず名前が挙がるのは、末広町の「鳥つね自然堂」。「特上親子丼」は比内地鶏と名古屋コーチンという2種類の地鶏が使われているのが特徴です。正肉以外の部位も入った「もつ入り」も人気が高く、丸鶏からさばく鳥料理専門店ならではの味わいが楽しめます。

　築地の「鳥めし 鳥藤分店」は、親子丼のメニューだけでなんと10種類以上をそろえています。通常の親子丼に加え、「しお（柚子胡椒）」「しお二号（鶏白湯）」「親子カレー」など、どれも制覇してみたくなるメニューばかり。

　親子丼発祥の店として知られる「玉ひで」（人形町）は新店舗への建替えにより現在長期休業中ですが、その味を受け継ぎ、さらに進化させたのが「たまひで いちの」（押上）。烏骨鶏の黄身がのせられた親子丼は絶品です。

　このほかにも、鶏そぼろを使った変わり親子丼「かま定食」が名物の「末げん」（新橋）、たっぷりのふわふわ玉子と上質な鶏肉をリーズナブルに楽しめる「鳥茶屋 別邸」（飯田橋）、厳選された材料で都内最高峰の親子丼ともいわれる「泰然」（新宿御苑前）や「きすけ 赤坂本店」などがあります。

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