プロが選ぶうまい「米焼酎」25選! アジア最大級の品評会で「金賞」に選ばれた名酒とは?【TWSC2022金賞】

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 焼酎の1種として、全国的に愛飲者の多い「米焼酎」。特に熊本県人吉盆地で製造される「球磨焼酎」は、世界貿易機関(WTO)のTRIPS協定に基づく産地表示の保護指定を受けている地域ブランドとして知られています。

 今回は、「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」の2022年最新結果より、最高金賞に次ぐ金賞を受賞した米焼酎25本を紹介します。お酒のプロが選び抜いた米焼酎とは、いったいどのような商品なのでしょうか。まずは、そのうち2本について解説します。

(出典:「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション – TWSC」

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秋ノ穂

 明治35年(1902年)から焼酎造りを始めた、球磨焼酎の蔵元の1つ「高田酒造場」。そのはじまりの銘柄である「秋穂」を、100周年の節目を記念して平成15年(2003年)に復刻させたのが、こちらの「秋ノ穂」です。

 原料には自家栽培の山田錦を使用し、麹は熊本県で最古といわれる石蔵でつくられています。さらに、仕込みも貯蔵も昔ながらの「かめ」で行い、伝統的な常圧蒸留を用いるなど、昔ながらの手法で完全手作りされた希少酒です。

 伝統製法の中にも新技法を取り入れているため、常圧蒸留特有の匂いを抑えているのも大きな魅力。しっかりとした米のうま味と、ふくよかな香味が口いっぱいに広がります。

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有機玄米 完がこい

 くま川鉄道の終点湯前駅から徒歩5分のところにある、同じく球磨焼酎の蔵元の1つ「豊永酒造」。こちらは明治27年(1894年)の創業で、1990年からは原料の米を有機栽培しているのが特徴です。

 中でも日本唯一の有機玄米焼酎をうたっているのが、今回TWSCで金賞を受賞した「有機玄米 完がこい」。華やかな吟醸香と、玄米が醸し出す独特の甘みが楽しめる1本となっています。

 そもそも、明治期までの球磨焼酎は玄米で仕込まれていたとか。球磨焼酎の原点ともいえる味わいは、ストレートやロックで堪能してみたいですね。蔵元によれば、家庭での果実酒づくりのベースとしても最適だそうです。

 金賞を受賞した全商品は、次のページからご覧ください!

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