「ガラケーを持っている人が多い都道府県」ランキング! 第1位は「沖縄県」【2021年データ】

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 スマートフォンの普及以前に、多くの人々が使用していたフィーチャー・フォン(多機能携帯電話)。日本においては、国内市場向けに特化した進化と発展を遂げたことから「ガラパゴス化した携帯電話」、いわゆる「ガラケー」とも呼ばれました。最近では、携帯電話の大手キャリア各社が3G通信サービスの終了を発表していますが、スマートフォンが普及した今もなおガラケーを愛用しているという人も少なくないでしょう。

 そこで今回は、2021年8月に総務省が行った「通信利用動向調査」をもとに、「ガラケーを持っている人が多い都道府県」をランキング形式で紹介します。現在もガラケーを使用している人の割合は、地域によってどんな差があるのか、調査結果を見ていきましょう。

(出典:e-Stat「通信利用動向調査」

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第2位:福岡県(24.3%)

 第2位は「福岡県」。ガラケーの保有率は全体の24.3%でした。福岡市消費生活センターのホームページでは、今後ガラケーが使えなくなることを心配し、携帯ショップで勧められるままにスマホへ機種変更するも使いこなせなくて困っているという相談が増えていることが紹介されています。このようなトラブルを防ぐため、契約時に家族や友人に相談して慎重に機種を選ぶこと、ガラケーと同じボタン操作で使える4G回線対応の通称「ガラホ」を選ぶといった対策案も掲載しています。

 一方で、福岡県による2021年の調査では、小学生の46.8%、中学生の70.6%が自分専用のスマホまたはガラケーを所有しているという結果も出ていました。ちなみに、「通信利用動向調査」における「保有するモバイル端末」の調査では「(スマホもガラケーも)いずれも保有していない」と答えた人の割合は3.5%と全都道府県で最も低く、携帯電話そのものは県民に広く普及しているようです。

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第1位:沖縄県(25.4%)

 そして、第1位は「沖縄県」。ガラケーの保有率は全体の25.4%でした。沖縄県では地元企業である「沖縄セルラー」という通信会社が支持されています。同社はKDDIの連結子会社であり、auとUQモバイルのサービスを提供。加入者数は2021年時点で約73万人で、県内シェアは50%超となっており、県民の2人に1人以上が同社が提供するサービスに加入している計算です。

 全国では大手携帯キャリアがしのぎを削る中、沖縄県では競合他社を寄せつけない一強体制となっていますが、その理由は、沖縄だけに特化した基地局を設置しており、通信がつながりやすいことにあります。なお、同社は3Gのガラケー使用者が減少し、5Gのスマホを使う人が増えることに備え、2020年に沖縄県名護市と鹿児島県日置市を結ぶ全長780kmの海底ケーブルを敷設するなど、今後を見据えた施策も行っています。

 ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!

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