プロが選ぶ「新潟県の日本酒」12選! 全国新酒鑑評会で「金賞」に選ばれた名酒とは?【2022年版】

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 米どころ・酒どころとして全国的に知られる新潟県。県内には88もの蔵元があり、名前を聞けばわかるような有名な酒蔵も数多くあります。

 今回はそんな新潟県の名酒の中から、令和3酒造年度の「全国新酒鑑評会」で金賞に輝いた12の銘柄を紹介します。数ある新潟の日本酒の中で、特に評価が高かったのはどの銘柄だったのでしょうか。ここでは、そのうち2本について簡単に解説します。

(出典:酒類総合研究所「全国新酒鑑評会」

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菊水(菊水酒造 節五郎蔵)

 菊水といえば、新潟の酒蔵でも全国区で名の知れた存在。1972年に、日本で初めての缶入り生原酒「ふなぐち菊水一番しぼり」を発売した酒蔵でもあります。

 今回、金賞を受賞した菊水は、創業125年を記念して設立された「日本酒文化研究所」にある「節五郎蔵」で醸された原酒です。節五郎とは、現在の菊水酒造の創始者である高澤節五郎の名前で、節五郎蔵は日本酒の「新しい愉しみ」を追求する実験場でもあります。

 商品化もされている鑑評会出品酒は、蓋麹法(ふたこうじほう)や箱麹法(はここうじほう)といった伝統的な手法で麹を製造。低温でゆっくり発酵させ、果実のような華やかな香りと奥深い旨味を引き出しています。

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八海山(八海醸造)

 こちらも、新潟を代表する銘柄の1つとして、広く親しまれている「八海山」。米どころ・南魚沼市に複数の蔵や工場を持ち、2014年には最高品質基準による日本酒を製造するための「浩和蔵」を新設しています。

 酒造りには軟水が良いとされていますが、八海山の仕込みに使われる伏流水「雷電様の清水」は、極軟水と呼ばれるほどやわらかいのが大きな特徴。日本屈指の豪雪地帯特有の、低温多湿な厳冬期の気候を利用し、越後杜氏の伝統の技をもって醸されています。

 原酒から大吟醸、3年貯蔵酒、瓶内二次発酵酒など、ひとくちに八海山といってもラインアップも豊富。2022年6月には「大吟醸 八海山 浩和蔵仕込」が新発売されました。

 金賞を受賞した全商品は、次のページからご覧ください!

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