牛久大仏の高さは120m ギネスにも載る
牛久大仏は茨城県牛久市にある、青銅(ブロンズ)でできた大仏です。正式には「牛久阿弥陀大仏」と言います。
1993年(平成5年)に完成し、高さは120mもあります。そのため、ギネス世界記録には「世界一の大きさのブロンズ製仏像」として登録されています。
この高さには由来があり、阿弥陀如来があらゆるものを照らすために放たれる「12の光」……その「12」という数字にちなんで、120mになったそうです。120mという高さはアメリカ・ニューヨークの「自由の女神像」の約3倍、奈良・東大寺の大仏の約8倍にもなるそうです。
大仏のなかに入ると、地上85m部分に展望台があり、外の景色をながめることができます。天気次第では、スカイツリーや富士山が見えることもあるそうです。
牛久に大仏が建てられた理由ですが、浄土真宗を開いたとされる親鸞聖人(しんらんしょうにん)が、関東で仏教の教えを広める際、拠点としたのが現在の茨城県でした。
そうした経緯から、茨城県には親鸞聖人ゆかりのお寺などがいくつもあり、ご縁もあって茨城の牛久に大仏が建てられたそうです。
大仏の頭のブツブツは髪の毛
大仏の頭にあるブツブツは、「螺髪(らほつ)」と呼ばれる如来像の髪の毛です。お釈迦様が人間を超えた存在であることを示す、1つの特徴とされています。
螺髪の「螺」とは巻貝のことで、まさに髪の毛が巻貝のように、らせん状をしています。巻貝は右巻きが圧倒的に多いため、螺髪も一般的に右巻きとされています。
奈良・東大寺の大仏も、螺髪は右巻きです。ちなみに東大寺の大仏の螺髪は、1つの大きさが直径約22cm、高さ約21cm、重さは約1.2キロもあるそうです。
ところが、鎌倉の大仏や名古屋の大仏のように、螺髪が「左巻き」の大仏もいます。しかし、その理由は謎なのだそうです。
また、大仏の額の中央、眉間の辺りには、ホクロのような突起物があります。これは「白毫(びゃくごう)」と呼ばれる、白くて長い毛が右巻きに丸まってできたもので、伸ばすと約4.5mにもなるそうです。ここから光を放って全世界を照らし、悩み苦しむ人たちを救ってくれると言われています。
番組情報
羽田美智子のいってらっしゃい
毎週月曜〜金曜 7:37 – 7:42番組HP
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・
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