【幕末の4大人斬り】あなたが最強だと思うのは誰だ!? 【アンケート実施中】
世はまさに動乱の時代――江戸時代末期に要人の暗殺を行い、「人斬り」の異名で恐れられた尊王攘夷派の4人の志士。「天誅」と称して人を斬った彼らですが、それぞれに掲げる正義や方針を持って活動していました。「人斬り」と畏怖され、蔑まれても、己が信念のために激動の時代を駆け抜けた彼らに、大きな魅力を感じる人も多いでしょう。
そこで今回、ねとらぼ調査隊では「あなたが最強だと思う幕末の4大人斬りは?」というテーマでアンケートを実施します。幕末の歴史が好きな人も、マンガやゲームなどをきっかけに彼らが好きになったという人も、ぜひ投票にご参加ください! それでは、投票対象となる4大人斬りを紹介します。
人斬り彦斎(河上彦斎)
下級武士出身の人斬りが多い中で、文武に長けたと伝えられる河上彦斎(かわかみげんさい)。「肥後もっこす」といわれる熊本出身者らしく、頑固な一面があり、明治維新後も攘夷を主張し続けていました。
その過激思想によって新政府に危険視された彦斎は結果的に斬首されましたが、もともとは礼儀正しく温和な性格だったそうです。また、大ヒット漫画『るろうに剣心』の主人公・緋村剣心のモデルにもなったことでも知られています。
人斬り以蔵(岡田以蔵)
「人斬り以蔵」の名で知られる土佐藩の郷士・岡田以蔵(おかだいぞう)。愛刀は「肥前忠広」です。坂本龍馬とは幼なじみであり、武市瑞山に心酔し、土佐勤皇党として暗殺を繰り返していた以蔵に、龍馬は「勝海舟の護衛」という職を与えました。
しかし、そのチャンスを活かせなかった以蔵は、拷問を受けたのちに晒し首にされるという悲惨な末路を辿ります。まるで線香花火のように一瞬の輝きを放ち、儚く散ったその生涯は、なんとも言葉にしがたい切なさがありますね。
人斬り半次郎(中村半次郎)
中村半次郎(なかむらはんじろう)こと桐野利秋(きりのとしあき)は、「小示現流」や「薬丸自顕流」剣術の使い手であり、ほとんど独力で達人の域に達したとされる薩摩藩士です。西郷隆盛や薩摩藩家老・小松帯刀らに重用され、彼らのバックアップを受けながら京都で活動していました。
小説などで「人斬り」のイメージが強まりましたが、記録に残っている大きな暗殺事件は1件のみとなっています。なお、明治維新後は新政府の陸軍少将となりますが、のちに西郷に付き従い参加した西南戦争にて、明治政府軍と戦い壮絶な戦死を遂げました。
人斬り新兵衛(田中新兵衛)
田中新兵衛(たなかしんべえ)は、武市瑞山と義兄弟の契りを結び、岡田以蔵とともに数々の暗殺事件に関与した「幕末四大人斬り」の一人。「安政の大獄」で数多くの尊皇攘夷派を検挙・捕縛した島田左近を執拗に付け回し、暗殺したことで知られています。
町奉行に尋問される前に自ら割腹し、命を絶ったという衝撃的なエピソードも。また、その生涯については記録が少なく謎の多い人物であるということも、歴史ファンを惹き付ける要素だと言えるかもしれません。
まとめ
ここまで「幕末の4大人斬り」を紹介しました。一口に「人斬り」と言うと物騒ですが、己の信念を持って剣に生きた、魅力あふれる人物ばかりです。
そんな彼らの中で、あなたが最強の剣客だと思うのは誰でしょうか。ぜひその人物へのコメントも添えて、下記のアンケートよりご投票をお願いします!