換気扇の電気代の節約法! 「24時間つけたまま」は得か?  効果と電気代で検証

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 キッチンや洗面所、トイレなどに設置されている換気扇ですが、24時間つけっぱなしにしたときの実際の効果と電気代はどうなの? と疑問に思うのではないでしょうか。ここでは各換気扇の機能と電気代を比較。つけっぱなしか切るべきか、どちらが得かをアドバイスしていきます!

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1) 換気扇は目に見えないが大きな役割を果たしている

 キッチンや洗面所、トイレなど家のさまざまな所に設置されている換気扇。照明やテレビといったつければ分かりやすい家電製品とは異なり、 換気扇はスイッチを入れても本当に効果があるのかわかりにくいものです。普段は消したままで、料理やタバコを吸うといった時にしか使わないという方も多いのではないでしょうか。

 しかし換気扇の役割は意外と大きいもの。むやみに消して節電すればいいというものではないのです。トイレやキッチン・浴室といった水回りの換気扇の代表的な役割は以下の通りです。

  • 結露の発生を抑える
  • カビの発生を抑える
  • 家の中の空気を新鮮なものに循環する
  • シックハウス症候群の予防

シックハウス症候群とは?

 家電製品や家具、住宅材などから発せられる微量の化学物質が、換気をしないことで家の中の空気に溜まってしまい、頭痛などの体調不良を生じてしまうこと。

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2) 換気扇の電気代は24時間つけたままだと損か得か?

 そうは言っても、お風呂やキッチンのカビの発生などを防ぐためだけに、24時間換気扇をつけたままだと電気代がかなり高くなってしまうのでは? と心配ですよね。

 場所ごとに、代表的な換気扇代とその役割から、換気扇をつけたままの方が得なのか損なのかを検証していきましょう。

2)-1 トイレの換気扇は「つけっぱなし」がお得!

【比較】換気扇の電気代の節約法|24時間つけたままは損か得か電気代と役割で検証

 トイレの換気扇は、浴室やキッチンなどの換気扇と比べても、小さいタイプがほとんどなので電気代もそこまでかかりません。

 消費電力はおおよそ3w前後で、24時間つけたままだと約72w。1カ月で約2.16kwhの消費となり、1カ月の電気代はおおよそ60円程度です。

 トイレの換気扇の代表的な役割は、カビ予防に加え、臭いや便などの菌を含んだ空気を入れ替える役割も担っています。それらを考えると、24時間つけっぱなしが総合的にお得といえます。

2)-2 キッチンの換気扇は「小まめにON・OFF」で節電が◎

【比較】換気扇の電気代の節約法|24時間つけたままは損か得か電気代と役割で検証

 キッチンの換気扇は、 トイレのものと比較すると煙などを換気するために大型のものがとりつけられていることがほとんど。

 そのため消費電力も増えてしまい、1カ月当たりの電気代は約500円前後が相場です。

 キッチンの換気扇の代表的な役割は、料理中の煙や油が部屋に充満しないことなので、キッチンの換気扇については、小まめなON・OFFがお得! 節電につながるでしょう。

2)-3 浴室の換気扇の電気代は高いけど、総合的には「つけっぱなし」がお得

【比較】換気扇の電気代の節約法|24時間つけたままは損か得か電気代と役割で検証

 お風呂の換気扇も、トイレのものと比較すると換気する必要性などから大型のものが取り付けられており、電気代が高くなりがちです。

 浴室の換気扇の電気代は、1カ月あたり約400円近くが相場です。

 電気代的には小まめなON・OFFで節電したいところですが、お風呂場は水気やバイ菌などが溜まる場所だけに、カビなどが発生しやすい場所です。

 市販のカビ取り洗剤などが、平均して300円前後。それプラス、お風呂掃除という時間と労力を考えると、換気扇だけでカビを完全に防げるわけではないものの、24時間換気扇をつける方が、掃除のコストや手間を少なくすることにつながるので、総合的にお得といえるでしょう。

2)-4 一人暮らしのアパートは浴室換気扇で部屋の換気を!

【比較】換気扇の電気代の節約法|24時間つけたままは損か得か電気代と役割で検証

 一人暮らしのアパートは一般的に窓が少なく、平日は仕事や学校で家の換気をできないという環境が多いですよね。

 そのような環境で、例えば朝にシャワーを浴びたまま、何の換気もしないで部屋を閉めきっていると、部屋中がしけってしまい、布団やカーペット下にまで、カビが生えやすくなります。

 退去時の修繕費用などを考えると、外出する時も浴室換気扇をつけて、部屋全体の換気を心がけるのがお得といえるでしょう。

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3) 換気扇を24時間つけたままの電気代の例

 トイレキッチン浴室電気代合計
電気代の目安(1カ月)約 60円前後約 500円前後約 400円前後約1000円前後

 それぞれの換気扇の役割、部屋の環境などに応じてうまく使い分けるのがお得でしょう。

※ここでの換気扇の電気代は一般的な目安であり、換気扇の機種や規模などによって異なる場合があります。

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4) 換気扇を消すときはこまめに掃除をして対応しよう

 今回紹介してきたように、換気扇の電気代は24時間つけたままでも比較的安い部類ですが、全てを24時間稼働させておくと1カ月で1000円前後となり、電気代を節約したいという場合には見過ごせない金額になるかもしれません。

 換気扇を止めることによる最大のリスクは、結露や水気が残ることによるカビなどの発生です。

 換気扇の力を借りずにそれらを予防するには、キッチンや浴室などの水気が多い場所では、使用した後に必ず水気を取って掃除することを心がけるという方法がおすすめ。

 こまめな清掃やお手入れができれば、使うときだけONにするなど、換気扇の使用頻度を減らせるでしょう。

 自分の生活環境や掃除ができるかなどを考えて、換気扇の電気代をどう節約するか検討してみてはいかがでしょうか。

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