金のブロックに泣かされた「アルカノイド」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/3 ページ)
初心者殺しのラウンド3
ブロックの中でも銀色と金色のものは特殊。銀色はハードウォールといって、ボールを1回当てただけでは壊れない。最初の8ラウンドまでは、2回当てると壊れる。以降ラウンドが進んでいくと、当てなければならない回数がだんだん増えていく。
ハードウォールはラウンド1から登場。最上段に位置している。
1970年代のブロックくずしでは、最上段のブロックを消してそのすき間にボールを入れると、ブロックの壁の裏でボールが勝手に跳ねて、どんどんブロックが消えていった。これが今でいうボーナスポイントのようなフィーチャーとなり、ゲームの魅力にもつながっていた。
「アルカノイド」のラウンド1でも同じことが可能だが、そのためには最上段のハードウォールを1つ消さなくてはならない。うまく裏に通せれば、あとはハードウォールであってもさほど問題なく、ブロックを大量に消していけるだろう。
ラウンド2は、裏を通すことがさらに重要な面。ブロックが左に多く、右に少なく配置されていて、いちばん右の列は1個しかない。各列の最下段がハードウォールだが、いちばん右だけハードウォールがない。つまり、正確に最右列を狙って1個のブロックを消し、そこにもう一度ボールを放り込むのが、このラウンドのセオリーだ。
ラウンド3には金のブロックが登場する。これはイモータリティウォールといって、何回ボールを当てても壊せない。もちろん壊さなくてもクリアできるが、ほかのブロックを消すジャマになる。
特にこのラウンド3では、ブロックの大半が金色で、金ブロックの間を通して普通のブロックを消し、さらに金ブロックの間を反射させて、ボールを奥に進ませなければならないのだ。
ボールをどこに打っても、金ブロックに跳ね返されて戻ってきてしまう。たとえレーザーを取ったとしても、金ブロックで止められるので役に立たない。わたしもこの面をなかなかクリアできなくて困った。初心者殺しのラウンド3である。
結局、バウスの端でボールを打ち、ボールを水平に近い角度で跳ねさせて(バウスのどこでボールを打ったかによって、ボールの跳ね返る角度が変わる)、どうにかこうにかクリアした。ただしこの場合、ボールが横に大きく動くので、もし戻ってきたら打ち返しにくい。
壊せないブロックというアイデアは、もしかしたらマンガ「ゲームセンターあらし」からヒントを得たのかもしれない。
さまざまなテレビゲームが登場するこのマンガだが、記念すべき第1話に登場したのがブロックくずし。主人公・石野あらしは、天才少年プログラマー・大文字さとると対決するが、このとき使われたブロックくずしは、さとるが改造したオリジナルバージョンで、ブロックが残り1個になると、壊せないブロックが出現するのだ。
あらしは“大回転必殺イナズマ返し”という技を使い、これらの障害物をすり抜けて、残るブロックに見事ボールを当てたのだった。
なお、この第1話に出てきた(改造前の)ブロックくずしは、偶然にもタイトーの「スーパーブロック」だった。
(1980年代における)現代風アレンジとしてはもう1つ、敵キャラの存在が挙げられる。フィールド上部から出てきて漂う敵キャラは、別に攻撃してくるわけではなく、ボールまたはバウスに当たると消滅する。だが、ボールが敵に当たると跳ね返るので、敵がいっぱい出てくると、ボールがどこへ行くのか予測がつかなくなった。
インベーダーからモアイまで
全33面はどれも個性的だが、その中で特に印象に残ったものをピックアップしてみた。
まずラウンド5。ブロックの配列が、インベーダーの形になっている。ハードウォールばかりなので、なかなかブロックが減ってくれない。
ラウンド10は、金色ブロックで作られた枠の中に、壊せるブロックがある。1カ所だけ開いているすき間にボールを通せないと、いつまでたってもブロックを壊せない。
後半のラウンドでは、壊せるブロックを金ブロックが取り囲む配置が多く、またハードウォールも堅くなる。狙った所に正確にボールを運ぶテクニックが必要だ。
「アルカノイドDS」で慣れたからだろうか、わたしも最終面に出てくるボスキャラの「DOH」を倒し、ファミコン版「アルカノイド」をクリアできた!
……アスキーの「ゲーム年鑑」に載ってたコンティニューの裏技を使いまくったけど(タイトル画面でABボタンを押しながらセレクトを5回押して、スタート)。
ちなみにこのゲームにはほかにも、「Aボタンとスタート同時押しで次の面に進める」という裏技がある。ただし16面までしか進めない。
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