これなら毎日の洗濯も苦にならない?

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 ゲーム機? いいえ、洗濯機です――。

 英キングストン大学の学生が発明した、ちょっと変わった洗濯機を紹介します。というか、これってどう見てもゲーム機ですよね……?

 その名も「amusement washing machine(アミューズメント洗濯機)」。最大の特徴は、上半分にモニタとハンドルが付いていて、専用のゲームで遊ぶことができる点です。

 1回のプレイ料金は3ポンド(=約360円)。どんなゲームが遊べるのかは不明ですが、ハンドルがあるということはやっぱりレースゲーム? キングストン大学の紹介ページによると、「プレイヤーは最初に3つのライフを与えられ、無事に特定のレベルをクリアすると、次の洗濯行程へと進むことができる」のだそう。途中でもしゲームオーバーになってしまった場合は、追加のコインを投入しないと洗濯を完了させることができない仕組みです。イギリスのコインランドリーの相場がどれくらいかは不明ですが、一発でクリアできればちょっと安く済む、くらいのバランスでしょうか。

 ゲーム内で修得した技術を現実に役立てることはできないだろうか――というのがこの洗濯機の隠れたテーマ。開発者であるLee Wei Chenさんはこう語ります。「普段ゲームに費やしている、“楽しいけれど無駄な時間”を使って、何か生産的なことができないかと私は考えました」。ある意味ではこれもゲーミフィケーションの一環と言えるのかもしれませんね。

 イギリスと言えばつい先日、トイレを使ったゲームが話題になったばかり。トイレ、コインランドリーと来て、次はいったい何がゲーム化されるのか……。

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ちょっぴりレトロフューチャーなデザインもステキ。リーさん(写真の男性)はキングストン大学へ来る前、台北の工業デザイン会社で働いており、この洗濯機もそのころに作り始めたものだそうです

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