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マイナス40度以下になり計測不能になったこともあるほどの寒さを誇る、北海道陸別町。日本一寒いこの土地で、毎年、日本一熱いイベントが開催されているのをご存じだろうか。その名も「しばれフェスティバル」。しばれを味わいつくすためのお祭りで、今年は2月4日、5日に開催された。勇敢なチャレンジャーが全国から集結して開催される「人間耐寒テスト」もあり、筆者も参加してみた。
1日目は午後6時からオープニングセレモニーがスタートした。ここで特に盛り上がるのが「命の火」の点火だ。高く積み上げられた薪に火をつけると一気に燃え広がり、会場から歓声がわき上がる。毎年、会場中央に設置される「命の火」は、その名の通り、厳しい寒さに凍える体を温めてくれる、参加者にとっては大切な火なのだ。



体を温めるには、お腹を満たすことも大事。会場にはずらっと屋台が並んでおり、陸別町をはじめ北海道の名産品を思う存分楽しめる。筆者がまず向かったのは鹿肉ステーキの屋台。地元のハンターがしとめた鹿肉は人気があり、早めに売り切れてしまうこともあるそうだ。肉の臭みが全くなく、まろやかな口当たりで美味だった。そのほか、やきそばやラーメン、フライドポテトやしょうが紅茶などですっかりお腹いっぱいになる。



吉本芸人によるお笑いライブも見どころのひとつ。今年はパンクブーブー、あべこうじさん、「住みます芸人」としてしばれフェスティバルの準備を住み込みで手伝ったクマップ、夕立によるステージが繰り広げられる。普段のライブと同じ衣装で出演するよう要請があったそうで、寒さに震えながらネタを披露していた。そして時間が経つにつれ、会場の気温は容赦なく下がっていく。決して芸人さんのネタのせいではない、と一応付け加えておこう……。
会場には、大人も子供も楽しめる雪像やアトラクションがある。これらはすべて、陸別町民がおよそ1カ月かけて準備してきた手作りのものだ。しばれくん・つららちゃん雪像、ジャンボ滑り台、ジャンパチ(大きなパチンコ)など、どれも非常に大人気だった。また、日本一寒い町の特設露天風呂「しばれ湯」で温まろうという人も。タイミングによっては、しばれ湯に入りながらしばれ花火を楽しめる。




名物、しばれ花火はバルーンマンション(氷のかまくら)の後ろから打ち上げられる。およそ1500発の花火が、マイナス20度に迫る気温の中、大輪の花を咲かせた。花火を見る位置や角度によって雰囲気ががらっと変わるのが面白い。是非現地で試してほしい。
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