世界コスプレサミットの優勝パレードと、街全体でコスプレが行われた大須商店街夏まつりの様子をお届け。ボカロも美人ガンダムもリアルなイケメンバーナビーもいたぞ。
大須の夏まつりについて、大須商店街連盟の廣田尚彦常任理事に話をうかがった。
――街全体がコスプレイヤーに開放され、しかも非常に街に馴染んでいるのに驚きました。
廣田氏 大須では過去10年間世界コスプレサミットとともにコスプレというものを街が経験してきており、年配の商店主たちも礼儀正しいコスプレイヤーたちを信頼しているのです。
――コスプレイベントというと、受け入れ側で更衣室などを用意したりかなり大変ですが、更衣室が見当たりませんね。
廣田氏 これも10年という経験を積んできた成果で、コスプレイヤーたちも自分たちで着替える場所を探して情報交換したり、あるいは家からコスプレのまま来ています。
――街のいたるところで撮影したりしていて、街が完全にコスプレというものを受け入れていることを目にすると、街ってなんだろうと思います。
廣田氏 やはり10年間の積み重ねによる受け入れ側とコスプレイヤーとのお互いの信頼関係によるものが大きいです。だから大須の様子を見て自分たちの街も、といきなりコスプレで街おこしをやっても失敗することになるでしょう。コスプレイヤーも自分たちを受け入れてくれる大須の街を大事にしたい、という気持ちで節度を守っている、これが私たちにとって大きな財産となっているからです。
大須商店街は衣料品店が多く、アジア諸国の安い衣料に押されてほかの街が活力を失っていく中、若者を引きつける街としてしぶとく生き残っている。この夏まつりを見て街というものがどのような存在であるか考えを新たにし、大須をあとにした。
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著者紹介
松岡洋は日本のポップカルチャー情報を発信するONETOPI「日本のポップカルチャー」のキューレーター。1980年代に「月刊アスキー」に寄稿。海外で起きている日本ブームについて「なぜ日本に魅せられたのか」を調査し、ONETOPIで紹介している。