さまざまなジャンルのフェチが集まるイベント「フェチフェス」。フェチな写真作品やグッズの販売、パフォーマンス、フェチ体験などが人気のイベントで、先日開催された「フェチフェス05」では、歴代最高の1320人という来場者数を記録しました。いったい、どんなフェチ作品をどんな人が売っているのか? その一部をご紹介します。
フェチフェス05で記者が気になった作品は、「TKGたまごかけガール」なるROM写真集。TKGといえば、たまごかけご飯として人気のメニューですが、作品ではその名前どおり、少女に生卵をぶっかけています。いわゆる、人を濡らしたり汚したりする性的嗜好「ウェット&メッシー」の作品です。

出展者は、巨乳のカメラマン・ぎゅうな、貧乳の被写体・るかによる女性2人組ユニット「すいかとまな板」。女子が撮る女子の生態をコンセプトに、2人で日常の生活の中に隠れてるドキっとする瞬間を探しながら、真剣にフェチ論をぶつけ合い作品を作っているそうです。

左:ぎゅうな、右:るか
TKGについては、どんなテーマがあったのでしょうか?
「女の子に対する『かわいい』とか『キレイ』という表現のほかに、『おいしそう』というゲスい気持ちをストレートに表現するため、女のコを食べ物に見立てました」(るか)
「生卵をかけられている状況というと、屈辱的なイメージをする人は多いと思いますが、女のコと生卵というのは、実はすごくそそる組み合わせだと思ったんです。白身や黄身がへばりついたり、滴っていたり、衣服がだんだんと黄色く染まっていく過程など、予想できない、今このときしか撮れないものが出来上がるのも魅力だなと、撮影をしていて感じました」(ぎゅうな)



ちなみに、今回の撮影にあたっては、生卵20個を使い、「卵は撮影後にスタッフがおいしくいただ……けませんでした」という。TKGは、ネーミングの妙もあってか、男女ともに好評で、これまで2人の作品を見たことがないというお客さんも半分以上いたそうです。
こういった話を出展者としたり、お客さん同士で話せるのも同イベントの魅力。最近では、ネット上であらゆるフェチの世界を垣間見ることができますが、イベントに行くと、自分自身に隠されたフェチを再発見したり、フェチの深淵さに触れたりすることができます。
なお、すいかとまな板は、3月26日〜29日「LONG HOME ROOM展」などに参加予定。最新情報・詳細は、すいかとまな板のTwitterをご確認ください。
(林健太)
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