お弁当のトッピングでキャラクターを描く「キャラ弁」がここ数年人気。これとはちょっと趣向が異なる、具材の名前でだじゃれを作った“だじゃれ弁”とも言うべきお弁当を、個人ブログ「涌井家のお弁当」が連日公開しています。

オクラのホテルで「ホテルオークラ」って、だじゃれじゃないか!

こちらはマカロニであのロックレジェンドを表現した、「ポール・マッカロニー」(写真提供:ブログ「涌井家のお弁当」)
「涌井家のお弁当」は京都府に住む涌井慎さん(35歳)が、奥さんが作ってくれるユーモアあふれるお弁当を日々紹介しているブログ。オクラを「ホテル」の文字に並べて「ホテルオークラ」だったり、マカロニで「ポール」の字を作って「ポール・マッカートニー」だったりと、どのお弁当の白ご飯にも具材でだじゃれのような言葉遊びが施されていて笑いを誘います。こんな愛妻弁当もらったらますます元気が出そう。

だって、「インゲンだもの」

小田和正さんのいたバンド「お麩(ふ)コース」
中には鮭の切り身を使ってムンクの名画「叫び」を再現した「ムンクのシャケび」など、かなり工夫が凝らされたお弁当もあります。またヒジキで「ナオヒト」と書いて「ヒジキナオヒト(藤木直人)」と読む半ば強引なものも。毎日お弁当を作るだけでも大変なのに、遊び心を欠かさず入れようとする奥さんの愛情にほっこり。

鮭の切り身でだじゃれと名画を表現した「ムンクのシャケび」。涌井さんいわく奥さんのお弁当シリーズでも「一つの完成形をみた」そう

半ば強引な「ヒジキナオヒト(藤木直人)」

「最後(LAST)」を「うどん」で書いて「さいごうどん(西郷どん)」。これは難しすぎる!
奥さんがユニークなお弁当を作り始めたのは2014年1月ごろ。滋賀の実家から小アユの甘辛煮をもらった次の日、涌井さんが職場でいつものように弁当箱のフタを開けたら「アユ」の文字がアユでドンと書かれていました。涌井さん自身も喜んだ上に、Facebookに写真を投稿したところ周囲の反応も良く、それから奥さんはお弁当を作る際には必ずと言っていいほどネタを仕込んでくれるように。涌井さんも毎回写真を取り続け、2014年5月からブログで紹介し始めました。今では投稿数は250件にのぼります。

記念すべき一作目、アユの「アユ」

何が言いたいのかまったくわからない日も。涌井さんのコメントもクスリときます
奥さんはネタバレしないようお弁当を渡すので、どんな中身が待っているのかは食べるときまでわかりません。だじゃれに笑いながら「センスが自分と似ているな」と感じることも多いそう。言葉遊びが難解すぎて、帰宅後に奥さんに教えてもらってからようやくわかる日もあり、こうしたひとときも含めて夫婦の交流のきっかけとなっているようです。
涌井さんは奥さんに対し「感謝しかないです」の一言。ブログは「我が家の記録をつづる気持ちで、マイペースで続けていく」そうです。
(黒木貴啓)
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