慶應義塾大学医学部皮膚科学教室と米国National Institutes of Healthの永尾圭介博士(元慶應義塾大学医学部専任講師)との研究グループは4月22日、アトピー性皮膚炎が「黄色ブドウ球菌を含む異常細菌巣」に起因することを、マウスを用いて解明したと発表した。

これまで、アトピー性皮膚炎患者の皮膚に「黄色ブドウ球菌」が多く見られることは知られていたが、それが病態にどう影響しているのかといったことは不明だった。しかし、今回の研究によりアトピー性皮膚炎マウスの皮膚炎は、「黄色ブドウ球菌を含む、偏った『異常細菌巣』によって起きる」ことが明らかになったという。

この研究成果により、今後の治療戦略として「抗生物質に頼ることなく、『細菌巣』を正常化する」ことで症状を抑える戦略が見えてきた。この研究成果は4月21日(米国東部時間)、米国科学雑誌「Immunity」電子版にて発表された。
(太田智美)
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