6月1日より施行された新しい「道路交通法」(関連記事)により、今「自転車」に再び注目が集められています。そこで、今注目を集めている「自転車周りの最新事情」を調べてみました。今回は「コミュニティサイクル」「自転車用ライトの現状」「海外の交通ルール」の3点について、まとめて紹介します。
普及が進む「コミュニティサイクル」

「コミュニティサイクル」という言葉を耳にしたことはありますか? コミュニティサイクルとは、自転車シェアリング、都市型レンタサイクルなどとも称される新しい交通手段です。街中の決まった場所に止められている自転車を無料または有料で借りることができ、返却する場合は町にある貸出場所のどこにでも返却することができます。
最大の特徴は「借りた場所に自転車を返さなくてもいい」ということ。各拠点内であればどこから借りてどこで返却してもいいというシステムが注目され、海外では広く普及するようになりました。
日本でも既に複数の自治体で導入されており、観光などの用途でも使われています。また企業としても、NTTドコモが2015年2月2日にドコモ・バイクシェアを設立するなどの動きが見られます。

自転車用ライトの最新事情
自転車で夜間走行する際は、ライトを点灯することが義務付けられています。現在は自転車をこぐエネルギーで発電するライト、乾電池式のライトやUSB充電ができるライトなどがあります。
さらに新しいタイプのライトとして、前方に加え自転車の左右も同時に明るく照らすことができる「DING Bike Lights」というプロジェクトが、現在クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で資金調達しています。前だけでなく左右を照らすことで、自動車のドライバーが自転車の存在に気づきやすくなり夜間の巻き込み事故を減らすことができるのではないかと期待されています。
海外では「自転車優先」の交通ルールも

デンマークの首都コペンハーゲン市では2013年11月から、Vestergade(ヴェスターガーデ)と呼ばれる街の中心部を通る道路を、コペンハーゲン初のBicycle Street(自転車通り)にしました。これは世界的にも珍しい「自転車優先」の交通ルールが導入された事例。「自転車優先」のため、自動車は自転車に合わせて低速走行しなければならず、また従来双方向通行可能だった自動車は自転車の走行を優先するため一方通行となりました。
このように自転車を取り巻く環境は次々と変化してきています。この機会に、コミュニティサイクルの活用なども含め、自転車という乗り物とあらためて向き合ってみてはいかがでしょうか。
(永井雅人)
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