山形大学は7月7日、ペルー共和国のナスカ市街地で、新たな地上絵を2014年度の現地調査で発見したと発表した。



24頭の動物の地上絵が発見され、すべて丘の斜面に描かれており、大部分はラクダ科のリャマと考えられるという。最も大きい絵は全長およそ20メートル。パラカス後期(紀元前400〜紀元前200年ごろ)、有名なハチドリやサルの地上絵の前に制作されたと考えられる。


同校によると、2013年度の現地調査で発見した17頭の動物の地上絵と合わせ、41点の地上絵がナスカ市街地の近郊に集中している。今後、ナスカ市街地が拡大するに伴って、地上絵が描かれた地区に居住地や畑が広がる可能性がある。同校は地上絵の保護・地上絵との共存のため、ペルー文化省などと協力して地上絵の分布域の確定や認知の向上を進めるとしている。



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