少女漫画「王家の紋章」のミュージカル化が決定した。2016年8月に帝国劇場で上演される。

王家の紋章
どんな舞台になるのか楽しみ

 「月刊プリンセス」(秋田書店)にて1976年から現在まで連載を続ける累計発行部数4000万部を誇る細川智栄子あんど芙〜みんが描く「王家の紋章」を舞台化する。音楽には「エリザベート」や「モーツァルト!」などを手がけるシルヴェスター・リーヴァイ、演出には荻田浩一を迎え、壮大なスケールで古代エジプトの世界を表現する。

 古代エジプトの若き王メンフィス役には浦井健治、ヒロインのキャロル役は宮澤佐江と新妻聖子がWキャストで演じる。また、キャロルを巡ってメンフィスと敵対するヒッタイト国の王子イズミル役は宮野真守と平方元基がWキャストで演じる。ほかにも、キャロルの兄ライアン役を伊礼彼方、メンフィスを深く愛する彼の姉アイシス役を濱田めぐみ、メンフィスを支えるエジプトの宰相イムホテップ役を山口祐一郎が務める。

王家の紋章
悠久の時の流れに繰り広げられる、3000年の時空を超えた熱烈な愛とロマンの物語

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ストーリー

 16歳のアメリカ人少女キャロル・リードは、事業を営む家族とともにエジプトに移り住み、友人や恋人と共に大好きな考古学を日々研究していた。ある日、リード家の出資によってあるピラミッドの発掘が行われる。それは、古代エジプトの王・メンフィスの墓だった。古代エジプトへのロマンに浸るキャロルの元に現れた謎の美女・アイシス。記憶を失くしているという彼女は、実は古代エジプトの神殿の祭司でメンフィスの姉であった。メンフィスを愛するアイシスの呪術によって、キャロルは古代エジプトへとタイムスリップしてしまう――。