男性が「産後の母親」を体験――そんな体験コース「Mr. Mommy」を、母親向け情報サービスを提供する上海の企業Zaimomが先月スタートし、中国で話題になりました。
このコースは、「中国での産後の母親」を10日間体験するというもので、費用は1人1万元。屋内に閉じこもりきりで赤ちゃん(人形)の世話をします。3人の男性がこのコースを体験したことが中国でニュースになっており、英Daily Mail紙の男性記者も1日だけ体験してリポートしています。

体験の様子はZaimomのWeiboやWebサイトで公開されています。ニセのおっぱいをつけてブラジャーをした男性たちが人形にお乳をあげたり、おむつを替えたりする姿が見られます。


10日間の体験コースの間、携帯電話は使用不可。エアコンもなし、外出禁止、シャワーもダメ、1〜2時間おきに赤ちゃんの鳴き声(スマホで再生)で起こされる、ご飯はおかゆのようなもの……とかなりハード。こうしたルールはSNSで母親から意見を募って決めたそうです。

中国では、母親は産後は最大で2カ月屋内にとどまるという慣習があります。風にあたるのがよくないと信じられているからです。エアコンも良くないと考えている高齢者も多いそう。また冷たい水は病気を引き起こすかもしれないからとシャワーも良くないと考えられています。体験コースではこれらの慣習も再現しています。
こうした慣習は科学的な手法と相容れないこともあり、またネットには母乳に関する疑似科学もあふれています。相反する情報に母親はつらい思いをすることも多いそう。Zaimomはこの体験コースでこうした問題に注目を集めたいとDailyMailに語っています。
体験コースを受けたのはまだ4人だけのようですが、ネットでの評判はよく、Zaimomは適切に展開していくことを考えているそうです。
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