「オバケン」というお化け屋敷をご存知だろうか? それは2014年、東京都中野区方南町の住宅街に登場した。素通りしてしまうような何の変哲もないビルの一階にある「オバケン」は、あまりの怖さに数々のメディアが取り上げ話題となった。映像制作を本業をとしているチームが「町をテーマパークにしよう」という思いから、方南町の町角にオープンしたのだという。
「オバケン」が瞬く間に人気が高まった理由は、怖さのほかに、そのゲーム内容にもある。従来のお化け屋敷と違って、制限時間内に課題をクリアしないといけない「脱出ゲーム」の要素を取り入れているのだ。その全課題クリア率はたったの5%と言われている。映像と音声による恐怖と、課題を解く焦りによって、子どもはおろか大人まで泣き出してしまう人が出るくらいだという。
その「オバケン」が2016年1月、九州に初上陸する。その名も「オバケンホテル USA OF THE DEAD(ウサ・オブ・ザ・デッド)」。開催日は1月22日〜23日、23日〜24日、29日〜30日、30日〜31日。1泊2日の恐怖の宿泊型イベントで、東京ドーム2個分、日本最大級の広さで恐怖の脱出ゲームが繰り広げられるようだ。
イベント内容はほとんど何も明かされておらず、スケジュールには「16時チェックイン開始」としか書かれていない。諸注意には「チェックイン後の途中退場は不可能です。※気分が悪くなった方、耐えられなくなった方は、スタッフまで申し付けください」と書かれている。
参加形態は、5種類(4〜5人・1室/3人・1室/2人・1室/1人・1室/相部屋利用)。仲間同士やカップル、1人参戦や相部屋利用まで、幅広く誰でも参加しやすくなっている。もしこの恐怖に耐えられたら、もう怖いものなどなくなってしまうかも。新年の景気づけの意味も込めて、度胸試しをしてみてはいかがだろうか。
(伊佐治龍/LOCOMO&COMO)
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