アニメ「てーきゅう」の高宮なすの役などで知られる声優の鳴海杏子さんが、3月31日をもって所属事務所のアース・スター エンターテイメントを退所することを自身のブログで明らかにしました。

鳴海杏子の声優道
自身のブログで発表した（オフィシャルブログより）

　鳴海さんは2011年アニメ「はながっぱ」で声優デビュー。2012年には「てーきゅう」高宮なすの役として初レギュラーを獲得、番組CMでの「高宮なすのです」のせりふなどで広く知られるようになりました。その後もアース・スター作品のアニメを中心に、ゲーム、吹き替えなど多くの作品に出演しています。

　また。2013年からは歌手としても同社レーベルからデビュー。これまで3枚のシングルを発売したほか、2月24日には新曲「さよならフルムーン」の発売も決定しています。3月19日には自身のバースデーイベントも予定されており（誕生日は3月13日）、その目前での退所発表となったことについては、「バースデーイベントも控えている状況でのご報告になってしまいました事を、深くお詫び致します。」とつづっています。なお、イベントは予定通り開催される予定。

鳴海杏子 バースデーLIVE
3月19日のバースデーイベント（画像はアース・スター エンターテイメント公式サイトより）

　アース・スター エンターテイメントは2006年に設立された出版社。雑誌「コミック アース・スター」などを出版するほか、映像・音楽の制作・販売、タレントのマネージメントなど幅広い事業を展開しています。鳴海さんは同事務所の看板役のような存在であり、今回の突然の退所に波紋が広がっています。

　アニメ・声優ファンの間では「出演作が減ってしまうのではないか」「『てーきゅう』の続編は制作されるのか」「あのCMがもう聴けないのか……」など、さまざまな声があがっています。鳴海さんは同記事にて「4月以降は自分のペースでの活動となりますので、今までのようにお目にかかれる機会が減ってしまうかもしれません」と述べており、活動の変化はあるものの声優としての活動は続けていく意向のようです。