集英社の漫画投稿サイト「少年ジャンプルーキー」に掲載された「DAMAISM」という作品が、編集部から高く評価され、ネットでも“ルーキー”とは思えない画力とストーリーだと話題になっています。

周りが最新のゲーム機器に熱中する中、“けん玉”で遊ぶ少年「ショコボ」。クラスメイトとなじめない彼の遊び相手は近所の駄菓子屋の「大原のじいちゃん」だけでしたが、ある日、大原のじいちゃんは病気で亡くなり、その孫が駄菓子屋を引き継ぐことになります。その孫から、じいちゃんの形見のけん玉を譲り受けたショコボは求められるまま、けん玉のトリック(技)を披露することに……。

一見さえない少年が、ひとたび、けん玉を握ると超絶プレイの嵐。ここで入る解説ナレーションもカッコよくてグイグイとけん玉の世界に引き込まれていきます。
流れを生む球・糸・けん 止めを生む球穴・けん先・三種の皿 皿胴・皿縁・鍔・けん尻 そこから生み出される連続技の可能性。動体視力 バランス 一ミリの誤差も許されない正確さと精密さ それに伴う集中力はもはや遊戯の域を超えている
まるで絵が動き出すかのような躍動感、さらにはスピード感、技のキレ味などを巧みに表現する作者「坂上くん」の画力について、Twitterでは「新人???嘘でしょ???最高にクールで素敵で好き!!!」「こんなんルーキー(新人)に分類していいのか」「けん玉か…って思って読んだけど 続きが気になって仕方ない」「ついうっかりけん玉欲しくなるレベル」「うまくいけばけん玉ブームがくる」など称賛の声多数。鈴木みそさんなどプロのマンガ家からも高い評価を得ています。
電子書籍マンガの先駆者の一人、鈴木みそさん
「バーテンダー a Tokyo」などのマンガ家・加治佐修さん
「岡崎に捧ぐ」などのマンガ家・山本さほさん
「Dr.DMAT」などのマンガ家・菊地昭夫さん
この他にも、「鉄コン筋クリート」などの作品で知られる松本大洋さんに匹敵する画力との指摘や、「ジャンプ本誌で連載すると能力バトルものになってしまうから、それは避けたい」といった意見も。
「DAMAISM」は、今後も連載されるもよう。最後のシーンで現れる、けん玉を首にかけた謎の外国人集団が今後どう絡んでくるのかも気になります。
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